トランプ前米大統領（写真）に対する捜査で、起訴の可能性が取りざたされているが、共和党支持者の５９％が、トランプ氏が２０２４年の大統領選で共和党候補として出馬することを支持していることが分かった。一方、民主党の支持者のうち、バイデン大統領の出馬を支持する人は４４％にとどまった。
米紙ＵＳＡトゥデイと市場調査会社のイプソスが２８日に公開した調査によると、共和党支持者の５９％が、「トランプ氏が２４年の大統領選に共和党候補として出馬しなければならない。再選の資格がある」と答えた。また共和党支持者の８２％は、トランプ氏が次期大統領選で勝利すると答えた。
一方、民主党支持者のうち、「バイデン氏が次の大統領選に民主党候補として出馬しなければならない」と答えた人は４４％だった。特に、民主党支持者のうち「バイデン氏が再選できるだろう」と答えた割合は６０％にとどまり、トランプ氏の再選の可能性を８０％以上と見た共和党支持層と対照的だった。９％を超えた米消費者物価の上昇傾向が最近一服して足踏みがみられるが、バイデン氏が高齢であることやカリスマ不足などを理由に多くの民主党支持者が新たな大統領候補を望んでいるものとみられる。
トランプ氏は、知名度調査でも９３％の回答者から高い評価を受けた。９２％のバイデン氏に僅差で上回った。続いて、ハリス副大統領（８３％）、ペンス前副大統領（８２％）、進歩派のバーニー・サンダース上院議員（８１％・無所属）、対中強硬派のテッド・クルーズ上院議員（７３％・共和）などが続いた。
回答者は、米国の最大懸案に「物価上昇」（４６％）を挙げた。銃暴力（２６％）、政治の二極化（２２％）、気候変動（２１％）などを懸念する声も多かった。
ワシントン＝ムン・ビョンギ特派員 weappon@donga.com
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