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「月探査計画」のアルテミス、きょう打ち上げ

「月探査計画」のアルテミス、きょう打ち上げ

Posted August. 29, 2022 09:03,   

Updated August. 29, 2022 09:03

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米国の有人月探査計画「アルテミス」の第1弾のロケット「SLS(スペース・ローンチ・システム)」が29日午後9時33分(韓国時間)に打ち上げられる。アルテミスは、1972年のアポロ17号以来50年ぶりに再開された米国の月探査計画。3段階で構成され、2025年の宇宙飛行士の月着陸が最終目標だ。

国立果川(クァチョン)科学館は同日午後9時10分から、韓国初の宇宙飛行士、李素妍(イ・ソヨン)氏と共に米フロリダ州ケネディ宇宙センターで行われるSLSの打ち上げを生中継すると明らかにした。李氏は、国立果川科学館天文宇宙チームのカン・ソンジュ研究士、科学小説(SF)作家のクァク・ジェシク氏と共に経験と知識を基にアルテミスのミッションを説明する。国立果川科学館YouTubeチャンネルで中継される。

第1弾の今回の打ち上げには、SLSで打ち上げる有人宇宙船「オリオン」に、人の代わりに男女のマネキンが一体ずつ搭載される。打ち上げや月軌道に入る際、マネキンに着せた宇宙服に問題がないかテストすることが目的だ。事前に計算された速度でSLSとオリオンが月軌道を通過するかどうか、ケネディ宇宙センターとの交信は正常かどうかも確認する。SLSが月に落とす10個のキューブサット(超小型衛星)は、月面の水と資源を探査して情報を送信する。オリオンは任務を終えれば10月10日に地球に戻る。

SLSのエンジンに異常はないか、発射台に問題はないか最終点検が27日に終えられた。SLSは打ち上げの8時間前に燃料と酸化剤の注入を開始する。打ち上げ10分前に外部電力を切り、SLSとオリオンが独自に電力を供給するよう切り替える。28日現在、発射場の周辺に雷が落ちるなど気象状況はよくないが、打ち上げ当日は晴れると予想される。


キム・ミン記者 コ・ジェウォン東亜サイエンス記者 kimmin@donga.com · jawon1212@donga.com