来年の最低賃金は韓国が日本より高い、円安の影響などで史上初の逆転
Posted August. 25, 2022 08:55,
Updated August. 25, 2022 08:55
来年の最低賃金は韓国が日本より高い、円安の影響などで史上初の逆転.
August. 25, 2022 08:55.
by 東京=イ・サンフン特派員 sanghun@donga.com.
韓国の最低賃金が初めて日本より高くなったことがわかった。最近引き上げられた日本の最低賃金が、円安などでウォンに換算すると韓国よりも低くなった。24日、日本厚生労働省によると、今年の日本全国平均の1時間当たりの最低賃金は昨年より3.3%(31円、304ウォン)上昇の961円(9440ウォン)と集計された。引き上げ幅は日本で最低賃金制度が導入された1978年以降最も大きかった。日本がこのように最低賃金を大幅に引き上げたものの、来年の最低賃金は韓国の方が高い。来年度の韓国の最低賃金は今年より5%(460ウォン)上昇した9620ウォンで、日本より180ウォンほど高い。韓国の最低賃金が日本の平均より高くなったのは初めて。日本は毎年10月に最低賃金が改定され、1年間適用される。ただし、最低賃金が全国どこでも同じ韓国とは異なり、日本は都道府県によって異なる。そのため、都道府県別に見ると日本の首都圏は韓国より高い。東京は時給1072円(1万529ウォン)、首都圏の神奈川県は1071円だ。日本の最低水準の沖縄や高知県(853円=約8378ウォン)などは来年韓国最低賃金より1000ウォン以上低い。韓国の最低賃金が日本より高くなったのは円安現象のためだ。昨年の円ウォン相場は100円=1041.92ウォンだったが、今年に入って円安となり100円=982ウォン前後を推移している。昨年の為替レートで今年の日本の最低賃金を計算すれば1万13ウォンと韓国より高い。近年、韓国最低賃金の引き上げ率が高いことも原因だ。韓国経営者総協会によると、2018~22年の5年間で最低賃金引き上げ率は韓国41.6%、日本12.1%だった。
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韓国の最低賃金が初めて日本より高くなったことがわかった。最近引き上げられた日本の最低賃金が、円安などでウォンに換算すると韓国よりも低くなった。
24日、日本厚生労働省によると、今年の日本全国平均の1時間当たりの最低賃金は昨年より3.3%(31円、304ウォン)上昇の961円(9440ウォン)と集計された。引き上げ幅は日本で最低賃金制度が導入された1978年以降最も大きかった。
日本がこのように最低賃金を大幅に引き上げたものの、来年の最低賃金は韓国の方が高い。来年度の韓国の最低賃金は今年より5%(460ウォン)上昇した9620ウォンで、日本より180ウォンほど高い。韓国の最低賃金が日本の平均より高くなったのは初めて。日本は毎年10月に最低賃金が改定され、1年間適用される。
ただし、最低賃金が全国どこでも同じ韓国とは異なり、日本は都道府県によって異なる。そのため、都道府県別に見ると日本の首都圏は韓国より高い。東京は時給1072円(1万529ウォン)、首都圏の神奈川県は1071円だ。日本の最低水準の沖縄や高知県(853円=約8378ウォン)などは来年韓国最低賃金より1000ウォン以上低い。
韓国の最低賃金が日本より高くなったのは円安現象のためだ。昨年の円ウォン相場は100円=1041.92ウォンだったが、今年に入って円安となり100円=982ウォン前後を推移している。昨年の為替レートで今年の日本の最低賃金を計算すれば1万13ウォンと韓国より高い。
近年、韓国最低賃金の引き上げ率が高いことも原因だ。韓国経営者総協会によると、2018~22年の5年間で最低賃金引き上げ率は韓国41.6%、日本12.1%だった。
東京=イ・サンフン特派員 sanghun@donga.com
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