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「反中国」25ヵ国の議員が「台湾交流強化」で結集

「反中国」25ヵ国の議員が「台湾交流強化」で結集

Posted August. 24, 2022 09:18,   

Updated August. 24, 2022 09:18

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米国、英国、オーストラリア、日本など25ヵ国の「反中国」国会議員約220人で構成された「対中政策に関する列国議会連盟(IPAC)」が台湾との交流強化に向けたインド太平洋フォーラムを発足した。ペロシ米下院議長の台湾訪問で米中間の緊張が高まり、台湾に力を入れる西側諸国の動きも加速化するムードだ。

23日、聯合報など台湾メディアによると、IPACは前日、報道資料を出し、「日本、オーストラリア、ニュージーランド、インドの国会議員が主軸とするインド太平洋フォーラムを発足する」と明らかにした。そして、「インド太平洋フォーラムは、この地域で自由の原則に合致する国際秩序を守護し、民主主義を支持し、中国の影響力拡大に対応するための協力強化を目的に作られた」と強調した。

また、台湾との交流を拡大することを明確にした。IPACは、「インド太平洋フォーラムは、緊張が高まる地域情勢に対応することを目的に多国籍の国会議員が作った初の組織という点で意味がある」と付け加えた。

インド太平洋フォーラムは22日、初会合で声明を出し、中国とソロモン諸島が安全保障協定の締結を宣言したことに対して、「中国がこの地域に軍事基地を建設できる道を開く」と懸念を表明した。中国は、基地建設を推進するソロモン諸島をはじめ、南太平洋諸国との協力強化に力を入れている。

こうした中、台湾との関係強化を目的とした日本の超党派の議員連盟「日華議員懇談会」の議員団が23日、台湾の首都台北で蔡英文総統と会談したと、共同通信が報じた。ペロシ氏に続き、今月に入って米国、日本の3つの議員団が相次いで台湾を訪問したのだ。

台湾の国営通信社「中央通訊社」が運営する日本語サイト「フォーカス台湾」によると、蔡氏は自民党の古屋圭司元日本国家公安委員長ら議員団と会談し、「日本と共同で地域の安定に取り組んで連携を強化し、地域の堅実なパートナーとして世界の自由と繁栄を牽引する」と述べた。古屋氏は、「台湾海峡の安定と平和は日本と国際社会の安全保障に重要だ」と強調した。


北京=キム・ギヨン特派員 東京=イ・サンフン特派員 sanghun@donga.com