ウクライナのゼレンスキー大統領(44)と妻のオレナ氏(44)が、米ファッション誌ヴォーグのフォトセッションに参加した。「ロシアのウクライナ侵攻が5ヵ月を超え、多くの死傷者が発生している状況で不適切」という批判と、「国際社会の関心が減っている状況では何でもしなければならない」という反論がある。
ヴォーグは26日(現地時刻)、夫妻のいくつかの写真を公開した。象徴となったカーキ色のTシャツを着たゼレンスキー氏が、黒い服を着たオレナ氏を背後から抱き寄せる姿、オレナ氏が化粧気のない顔でウクライナの首都キーウ(キエフ)の大統領公邸の階段に座ってカメラを見つめ、ゼレンスキー氏は背を向けて立っている姿もあった。特にこの写真では、2人の周囲にほこりの積もった土嚢が積まれている。
ゼレンスキー氏は、「急騰するエネルギー価格も新型コロナウイルスも、ウクライナで起きていることに比べたら、大事ではない。あなたの国で起こったとしたら、ガス料金や電気料金のことを考えるでしょうか」とし、国際社会の支援と関心を呼びかけた。オレナ氏も、「この数ヵ月間は、私の人生の中で、そしてすべてのウクライナ人の人生の中で、最も恐ろしい数ヵ月間でした」としつつも、「私たちは勝利を待ち望んでいる。勝つことを信じている」と強調した。
キム・スヒョン記者 newsoo@donga.com