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脱北者強制送還事件のキーマン、金錬鉄元統一部長官が早ければ今週帰国

脱北者強制送還事件のキーマン、金錬鉄元統一部長官が早ければ今週帰国

Posted July. 27, 2022 09:14,   

Updated July. 27, 2022 09:14

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脱北漁民強制送還事件で告発された金錬鉄(キム・ヨンチョル)元統一部長官(写真)が、早ければ今週にも帰国するという。

26日、法曹界や統一部関係者たちによると、米国留学中の子どもに会うために出国した金氏は、周囲に今月末に帰国する意思を明らかにしたという。ソウル中央地検公共捜査3部(李俊範部長検事)は、早ければ8月初めに金氏を呼んで、当時「脱北漁民の亡命意思に真正性がないと判断した」と発表した経緯などを取り調べる方針だ。北朝鮮への送還に先立ち、合同尋問調査を早期に終了させた疑いで告発された徐薫(ソ・フン)元国家情報院長も、検察が呼べば帰国する考えを伝えたという。徐氏の側近は、「現在、米国に研究教授として滞在中だが、必要ならいつでも帰国する意向を明らかにした」と伝えた。

権寧世(クォン・ヨンセ)統一部長官は同日、CBSラジオ番組のインタビューで、脱北漁民の北朝鮮への送還当時、国連軍司令部が「強制送還」ということを知って板門店(パンムンジョム)の立ち入りを承認したのではないと明らかにした。権氏は、「国連軍司令部は強制送還とは知らず、漁民らがロープで縛られ目を覆われているのを見て当惑した」とし、「ロープや眼帯は、国連軍司令部が抗議し、すぐに解かれた。国連軍司令部が北朝鮮への送還後、統一部に強く抗議し、統一部と国連軍司令部の関係がしばらく良くなかったようだ」と話した。

西海(ソヘ・黄海)公務員殺害事件を捜査中のソウル中央地検公共捜査1部(李喜東部長検事)は同日午前9時頃、海洋警察関係者A氏を呼んで取り調べた。検察はA氏に事件発生2日後の2020年9月24日、シン・ドンサム当時仁川(インチョン)海洋警察署長が発表した1次捜査結果のブリーフィングが作成された経緯を聴取したという。


チャン・ウンジ記者 パク・ジョンミン記者 jej@donga.com · blick@donga.com