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輸出悪化で危機に瀕する製造業、中小企業は枯死の危機

輸出悪化で危機に瀕する製造業、中小企業は枯死の危機

Posted July. 04, 2022 09:17,   

Updated July. 04, 2022 09:17

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「プラスチックが1キロ当たり2000ウォンだったのが、4500ウォンに上がりました。ところが、すべての国で消費をしないので、品物は売れません。これまでこのように状況が良くなかったことは初めてです」

仁川市西区(インチョンシ・ソグ)で化粧品のプラスチック容器を作るA社は、韓国コルマやアモーレなど、韓国国内の化粧品大手向けに製品を納入してきた主要協力会社だ。A社は最近、グローバル景気の悪化を実感している。

原料価格が高騰した状況で、新型コロナウイルス感染症による国境封鎖や消費低迷が一度に重なり、生存を悩まなければならない立場に置かれている。今年に入って原油高やドル高(ウォン安)、金利高、物価高の「4高」がグローバル経済を襲い、韓国の輸出企業が動揺している。輸出大手企業の売上げが打撃を受けている中、中小協力会社は廃業の危機に追い込まれている。3日、中小ベンチャー企業振興公団が運営する「資産取引仲介市場」によると、今年上半期(1~6月)に登録された中古取引物件は318件で、昨年同期(276件)より42件(15.2%)が増えた。資産取引仲介市場は、中小企業が廃業後、機械や設備を取引できるように作ったオープンプラットフォームだ。経営難に耐え切れず廃業する企業も増加傾向にある。

同日、与党「国民の力」の李周桓(イ・ジュファン)議員室が韓国産業団地公団から受け取った資料によると、政府が管理する国家産業団地の入居企業のうち、休業・廃業企業は今年1~5月は218社で前年同期(160社)より58社(36.3%)増えた。

秋慶鎬(チュ・ギョンホ)経済副総理兼企画財政部長官は同日、政府ソウル庁舎で非常経済閣僚会議を開き、「下半期も、輸出業者が置かれた環境は容易ではないだろう」とし、「輸出中小・中堅企業の貿易金融を、当初の計画より40兆ウォン以上拡大する」と話した。


具特敎 kootg@donga.com · 宋忠炫 balgun@donga.com