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李明博氏の釈放受け与党内部で光復節恩赦論浮上、野党は「なぜ今釈放か」と反発

李明博氏の釈放受け与党内部で光復節恩赦論浮上、野党は「なぜ今釈放か」と反発

Posted June. 30, 2022 08:58,   

Updated June. 30, 2022 08:58

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李明博(イ・ミョンバク)元大統領に対する刑執行停止の決定を機に、与党「国民の力」内では「光復節(日本の植民地支配からの独立記念日の8月15日)恩赦論」が浮上している。一方、最大野党「共に民主党」は「今釈放する時なのか」と批判の声が上がった。

親李系(李明博氏系)の座長だった李在五(イ・ジェオ)「国民の力」常任顧問は29日、CBSラジオ番組で、「恩赦は大統領固有の権限だが、李元大統領は当然恩赦されなければならない」とし、「文在寅(ムン・ジェイン)前政権の政治報復で逮捕された」と主張した。当時、李元大統領に対する捜査と起訴を主導したソウル中央地検長が尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領だったという指摘に対しては、「(尹大統領は)文政権が指示してした」とし、「手続き的執行だけをした」と話した。

民主党の金潤徳(キム・ユンドク)議員が提起した「面会特恵」について李在五氏は、「弁護士の面会は毎日、1日2回できる。特恵ではなく、誰でもできることだ」とし、「収監生活を一度もしたことがないか、監獄の面会に一度も行ったことのない人の話」と一蹴した。金議員は28日、李明博氏が約900日の収監中に577回弁護士面会をしたと指摘した。事実上、2日に1回、弁護士と面会したということだ。

民主党は、李明博氏の恩赦について否定的な考えを示した。同党の薛勲(ソル・フン)議員は同日、BBSラジオ番組で「今、国民感情がどれほど悪化していると思っているのか。国民生活は大変な状態で、物価は天井知らずに上がっている」とし、「過去に李元大統領が犯した様々な過ちを考えると、今のタイミングで釈放すべきだったのかという面では、国民感情を刺激すると思う」と述べた。

また、薛氏は文政権で特別恩赦を受けた朴槿恵(パク・クンヘ)元大統領と李明博氏はケースが異なると指摘した。薛氏は、「朴元大統領は愚かな判断があったことは間違いないが、私益を得たとは考えない」とし、「しかし、李元大統領は三星(サムスン)が代価を与えて数百億ウォンの私益を得たというのが裁判所の最終判断だ」と主張した。同党の尹建永(ユン・ゴンヨン)議員も同日、YTNラジオ番組で「李元大統領が犯した罪は、個人の不正、収賄であるため、(恩赦の時)それ相応の説明がなければならないのではないか」と話した。


カン・ギョンソク記者 キム・ウンジ記者 coolup@donga.com · eunji@donga.com