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高校生の理系選択が加速化、10クラス中7クラスが理系

高校生の理系選択が加速化、10クラス中7クラスが理系

Posted June. 20, 2022 09:09,   

Updated June. 20, 2022 09:09

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全国高校で理系を選択する生徒が増える現象にさらに拍車がかかっている。全国自律型私立高校と主要一般高校の3年生を対象に調査した結果、今年は10クラス中7クラスが理系クラスであることが分かった。

19日、鍾路(チョンノ)学院によると、全国の自律型私立高校28校と2022学年度の大学入試でソウル大学合格者を10人以上輩出した一般高校24校の52校では、今年の3年生564クラスのうち387クラス(68.6%)を理系クラスで運営していた。

理系クラスは、修能(修学能力試験=日本のセンター試験に該当)の選択科目基準で「科学探求」を選んだクラスだ。「社会探求」を選んだクラスは177クラスで、全体の31.4%に止まった。調査対象のうち、理系クラスの割合が全国で最も高いところは釜山(プサン)の海雲台(ヘウンデ)高校で、高3の10クラス中9クラスが理系クラスだった。仁川(インチョン)ポスコ高校(87.5%)や忠清南道(チュンチョンナムド)にある北一(ブクイル)高校、ソウルの徽文(フィムン)高校と江西(カンソ)高校、忠清南道の(チュンチョンナムド)の 公州(コンジュ)大学付属高校、京畿道の(キョンギド)盆唐 (ブンダン)、大眞(テジン)高校(以上83.3%)なども理系クラスが大半となっている。

上位圏の高校生の理系偏重現象は、最近さらに激しくなっている。2014年基準で、これらの52校の3年生は文系クラスが46.3%、理系クラスは53.7%だった。10クラスを基準に見れば、8年間で理系クラスは5クラスから7クラスに増えた一方、文系クラスは5クラスから3クラスに縮小した。特に盆唐大眞高校は、2014年は理系クラスが全体の44.0%だったが、今年は83.3%で2倍近く増えた。

このような現象には、文系の就職難と医薬学系列の人気が影響を及ぼしたものと見られる。ただ、2023学年度基準でソウル所在の大学の新入生選抜比率は文系が51.9%、理系が48.1%で、依然として上位圏大学の選抜人員は文系の方が多い。鐘路学院のイム・ソンホ代表は、「統合型修能の施行後、ソウル所在の上位圏大学の文系合格点数は大幅に下落している」と伝えた。


チョ・ユラ記者 jyr0101@donga.com