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「スリランカに金を貸したインドも経済危険」 スリランカ元中央銀行副総裁がIMFの支援を訴え

「スリランカに金を貸したインドも経済危険」 スリランカ元中央銀行副総裁がIMFの支援を訴え

Posted June. 18, 2022 09:07,   

Updated June. 18, 2022 09:07

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「スリランカは、インドに膨大な借金をしています。国家不渡りを出したスリランカがこれを返済できなければ、インドも経済危機の影響を避けることはできないでしょう」

スリランカのラクーン・ウィジェワルデナ元中央銀行副総裁(写真)は15日(現地時間)、東亜(トンア)日報とのインタビューで、「経済危機は、スリランカだけに限られることはないだろう」とした上で、このように述べた。インドは、スリランカに20億ドル(約2兆6000億ウォン)を貸している。新興経済強国であるインドも、スリランカの国家不渡りによる世界的波紋の影響から自由ではないという。

氏は、「スリランカは、国際通貨基金(IMF)のような外国資本の支援なしでは危機を乗り越えることは難しい」とし、「中国も部分的に(スリランカの国家不渡りに)責任がある。中国の借款で建設された南部のハンバントタ港や空港などで、私たちが手にするドルはない」と指摘した。スリランカは、中国の経済領土拡張プロジェクトである「一帯一路」事業に参加したが、中国に負債を返済できなかったことも国家不渡りの一因とされている。

6日に会った外務省のサズ・メンディス経済担当次官補は、「新型コロナウイルス感染症により観光業が大きく衰退し、ウクライナ戦争まで勃発して、観光客全体の多くを占めていたウクライナ人が目立って減った」と話した。


黃聖皓 hsh0330@donga.com