軽油価格が１リットル＝２１００ウォン越え

全国の軽油の平均価格が１７日、１リットル＝２１００ウォンを超えた。ガソリンの１リットル当たりの価格も２１００ウォンに迫っている。

韓国石油公社の原油価格情報サービス「オピネット」によると、同日午後４時現在、全国ガソリンスタンドの軽油の平均販売価格は１リットル＝２１０４.２０ウォンで、前日より８.１ウォン値上がりした。ガソリンの１リットル当たりの価格も２０９８.４５ウォンで、前日より６.２５ウォン値上がりし、２１００ウォンを目前に控えている。

韓国国内の軽油の１リットル当たりの価格は、すでに先月１２日に１９５３.２９ウォンを記録し、従来の最高値（２００８年７月１６日の１９４７.７４ウォン）を超えており、以後、最高値を更新し続けている。ガソリンも今月１１日、１リットル＝２０６４.５９ウォンで、１０年２ヵ月ぶりに史上最高値（２０１２年４月１８日の２０６２.５５ウォン）を突破後、最高値を更新している。

ロシアのウクライナ侵攻で国際原油価格が上昇し、国内原油価格も天井知らずに高騰している。政府はガソリン価格の安定のため、油類税の引き下げ幅を現在の３０％から３７％まで増やす案を検討しているが、これまでガソリン価格があまりにも上昇し、油類税引き下げ効果は大きくないだろうという見方も出ている。製油業界の関係者は、「原油需要が急増する米国の休暇シーズン（６〜８月）が本格化すれば、国内のガソリン価格はさらに上昇するだろう」と話した。


世宗市＝キム・ヒョンミン記者 kalssam35@donga.com