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ジル・バイデン氏、卒業式の演説で韓国系米国人のケースを紹介

ジル・バイデン氏、卒業式の演説で韓国系米国人のケースを紹介

Posted June. 10, 2022 09:10,   

Updated June. 10, 2022 09:10

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バイデン米大統領の妻のジル・バイデン氏(70)が、あるコミュニティ・カレッジ(公立の2年制大学)卒業式で演説し、「今の自分を定義するのは(逆境を勝ち抜いた)自分自身だ。成長環境や学歴のためにあきらめるのはやめよう」と強調した。

米紙ロサンゼルス・タイムズによると、ジル氏は7日(現地時間)、米カリフォルニア州のロサンゼルス・シティー・カレッジ(LACC)の卒業式で演説した。LACCは、全学生の約5分の1が、住居環境が不安定で、働きながら学業を続けている。

ジル氏は、卒業生の1人である韓国系米国人のスティーブ・キムさんの話を詳しく紹介した。シカゴで育ったキムさんは、高校進学後に彷徨し、米海兵隊に入隊して5年間服務した。アフガニスタンに派遣されたキムさんは、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の診断を受けたが、再起した。LACCに進学した後、退役軍人の教育や社会進出を支援する「退役軍人支援センター」の支援で無事に卒業することができた。ジル氏はキムさんに「やっと会えましたね。スティーブ・キム。私たち皆があなたを応援しています」と話した。

ジル氏は、新型コロナウイルスの感染拡大で25年間通った職場を失った後も教師になる夢のために入学して46歳で卒業した学生、出産の陣痛を我慢して期末考査を終え、学位を取得したコートジボワール出身の移民の話を紹介した。

歴代大統領夫人の中で初めてホワイトハウスの外で専任の仕事をしているジル氏は、現在米バージニア州のノーザン・バージニア・コミュニティ・カレッジで英語の教授を務めている。ジル氏は、バイデン氏が副大統領だった2016年、LACCを訪れ、ロサンゼルス地域のコミュニティ・カレッジに入学した新入生全員に授業料を免除する政策を発表した。


キム・スヒョン記者 newsoo@donga.com