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1セットも取れず、女子バレーが世界リーグで最下位

1セットも取れず、女子バレーが世界リーグで最下位

Posted June. 08, 2022 08:39,   

Updated June. 08, 2022 08:39

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「これがVリーグの現実」

国内プロバレーボールVリーグのある監督は、2022国際バレーボール連盟(FIVB)バレーボルネーションリーグ(VNL)の第1週をを最下位(16位)で終えた韓国女子代表のパフォーマンスについて、こうつぶやいた。日本、ドイツ、ポーランドに相次いで0-3の完敗を喫した韓国は、15戦全勝を記録していたカナダを相手に立ち直りを図ったが、結果はやはり0-3だった。

今大会に出場した16ヵ国のうち、第1週に1セットも取れなかったのは韓国だけだ。

アジアの他の国と比べると、韓国の成績がさらに悲惨だ。日本は4戦全勝(勝ち点11)で首位に立ち、中国が3勝1敗(勝ち点10)で追い上げている。これまで一枚下と評価してきたタイも3勝1敗(勝ち点8)で7位だ。FIVBランキング2位の中国に2-3で敗れたチームがタイだ。

韓国は今大会でサーブレシーブ成功率5位(51.3%)を記録している。昨年大会の12位(21.9%)より良くなった。しかし、アタック効果率は0.089で最下位だ。昨年は14位(0.223)だった。

Vリーグの現実を指摘した監督は、「世界のバレーボールはすでにレシーブをアタック準備のプロセスとして受け止めている。セッターの頭上に無条件正確にボールを浮かせるより、サーブを受けてからどんな攻撃をどのように展開するかを念頭にレシーブに臨むという意味だ」とし、「韓国はレシーブした選手が『自分がやるべきことはやった』という感じで守備隊形を取る。だから攻撃の転換がうまくいかない」と指摘した。

その上で、「『女帝』金軟景(キム・ヨンギョン=34、レフト)はもちろん、キム・スジ(35)、ヤン・ヒョジン(33、以上センター)が同時に代表引退を宣言したため、試行錯誤はやむを得ない」としながらも、「それでもセッターのヨム・ヘソン(31)とアタッカーとの呼吸が合わないのは準備不足と言うしかない」と指摘した。

セサル・エルナンデス・ゴンサレス韓国代表監督は、所属チームのワクフバンクSKの日程のため出国3日前の先月24日に韓国入りした。韓国は17日、やはり4戦全敗を記録したドミニカ共和国と第2週の初戦を行う。


黃奎引 kini@donga.com