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宋永吉氏の得票数、民主党の区長候補より30万票少なかった

宋永吉氏の得票数、民主党の区長候補より30万票少なかった

Posted June. 03, 2022 08:48,   

Updated June. 03, 2022 08:48

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6・1地方選挙のソウル市長選挙で、最大野党「共に民主党」の宋永吉(ソン・ヨンギル)ソウル市長候補の得票数が、民主党の25区の区長候補の得票数の85%に止まったことが分かった。約30万人が、民主党所属の区長を支持しながらも、宋候補に対してはビートしたことになる。

2日、中央選挙管理委員会によると、宋候補は今回の選挙で173万3183票を得て、39.23%の得票率を記録した。ソウルの25区長選挙に出馬した民主党候補の総得票数は、203万8101票と集計された。宋候補は、民主党区長候補より30万4918票が少ない。一方、260万8277票(59.05%)で当選した与党「国民の力」呉世勲(オ・セフン)ソウル市長は、「国民の力」の25人の区長候補が得た233万4137票より27万4140票をさらに獲得した。

このような結果について、有権者が党ではなく候補の能力を見て投票する「クロス投票」が定着したという分析が出ている。宋候補は、25の区別集計で、呉市長に全地域で敗れた。しかし、民主党は、区長選挙で25選挙区のうち8選挙区で勝利を収めた。2018年の地方選挙では、民主党の朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長が当選すると、民主党も25のうち瑞草(ソチョ)を除く24区を「総なめ」した。

代表的な「クロス投票」地域として、城東区(ソンドング)が挙げられる。3・9大統領選挙で、民主党の李在明(イ・ジェミョン)候補は城東区で尹錫悅(ユン・ソクヨル)大統領に敗れ、宋候補も城東区で5万1996票を獲得して、8万4320票を得た呉候補に大きく押された。しかし、城東区長選挙では、現役区長である民主党の鄭愿伍(チョン・ウォンオ)当選者が7万9786票を獲得して、「国民の力」の姜孟勳(カン・メンフン)候補(5万8708票)を破って当選した。ソウル地域の民主党議員は、「民主党支持者が、区政成果が立証された民主党候補には投票しながら、『大統領選挙敗北責任論』に公認過程で雑音まで露出した宋候補には投票しなかった側面がある」とし、「むしろ仕事ができる区長を選んでほしいという『働き手論』が、宋候補に隠された側面がある」と指摘した。


朴訓祥 tigermask@donga.com