ＰＧＡのジョンソンもサウジ主導の新リーグに出場へ

男子ゴルフ全世界ランキング１位のダスティン・ジョンソン（３８、１３位）がサウジアラビア資本が主導する新リーグ、リブゴルフ・インビテーショナルシリーズに出場する。

主催側は１日、ホームページを通じて９日に英国ロンドン近郊のウェントワースにあるセンチュリオンＧＣで開幕するシリーズ初戦に出場する４８人のうち４２人の名前を公開した。参戦者リストにはジョンソンはじめ南アフリカのルイ・ウーストハイゼン（２０位）、韓国系のケビン・ナ（３３位＝米国）、テイラー・グーチ（３５位＝米）などが名前を連ねた。マスターズ覇者のセルヒオ・ガルシア（５４位＝スペイン）も合流した。

ジョンソンが２月、サウジアラビア・スーパーゴルフリーグとも呼ばれる新リーグへの出場の噂された時、「ＰＧＡ（米男子ツアー）に専念する」との立場を表明したため、さらに波紋が広げそうだ。ＰＧＡツアー側はこれに先立ち、リブゴルフ・インビテーショナルシリーズに出場する選手たちに罰金や出場停止、資格剥奪などの懲戒処分を下す意向を明らかにしたにもかかわらず、トップクラスの選手たちの離脱が起きた。

ジョンソンは同日、マネージャーを通じて「ここ数年間、この機会を考えてきた。究極的には自分自身と家族に最善の利益だと思って決断した」との立場を明らかにした。あいにく、同大会はジョンソンが広報大使を務めるＰＧＡツアーのＲＢＣカナダオープンと日程が重なる。さらにカナダオープンは、新型コロナウイルス禍で３年ぶりに開かれる。

リブゴルフ・インビテーショナルシリーズは、大会別に賞金総額２０００万ドル（約２４９億ウォン）とボーナス賞金５００万ドル（約６２億ウォン）がかかっている。ＰＧＡツアーの一般大会の３倍水準だ。予選落ちなしに４８人が計３ラウンドを行う。

一方、大会参加の意向を表明してから非難に直面して自粛に突入したフィル・ミケルソン（５２・米）は同日発表された名簿に含まれなかった。７日まで名簿発表が続くだけに、今後公開される見通しだ。


姜泓求 windup@donga.com