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中立国スイス「NATOとの合同軍事演習を検討」

中立国スイス「NATOとの合同軍事演習を検討」

Posted May. 18, 2022 08:25,   

Updated May. 18, 2022 08:25

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ロシアのウクライナ侵攻の影響で、中立国のフィンランドとスウェーデンが北大西洋条約機構(NATO)の加盟を推進しているなか、中立国のスイスもNATO加盟国との合同軍事演習を検討するなど、西側に傾いている。

 

ロイター通信によると、スイスの国防省の安全保障政策責任者、パエルビ・プッリ氏は16日、「NATO国家との合同軍事演習や武器弾薬の補充などを含め報告書を策定している。スイスとNATO指導部が周期的に高官級会談を推進することも論議されるだろう」と明らかにした。

プッリ氏は、スイスが第1、2次世界大戦に参加しなかったのは、「中立」が目的ではなく、中立がスイスの安全に有利だったためとし、状況によっては中立を放棄することが国益になるという考えを明らかにした。また、「窮極的に中立国の概念を解釈する方法に変化があり得る」と繰り返し強調した。これに先立ち13日、米ワシントンを訪れたスイスのアムヘルト国防相も、「スイスが米国主導の軍事同盟と緊密に協力しなければならない」と明らかにした。

 

スイスは19世紀初め、ワーテルロー戦争で敗れたフランスが英国など他の欧州の国々と結んだ「パリ条約」の結果、中立国になった。しかし、2月24日にロシアがウクライナを侵攻した後、ウクライナにスイス製の弾薬輸出を許可したほか、スイス内のロシア富豪の資産を凍結するなど、ロシア制裁に乗り出している。

世論も好意的だ。最近の世論調査で回答者の56%は、「NATOとの関係を拡大することに賛成する」と答えた。ロシアの侵攻前は37%だけが支持した。

15日に公式にNATO加盟の意思を明らかにしたフィンランドとスウェーデンは、加盟国のトルコの反対という暗礁にぶつかった。トルコのエルドアン大統領は16日、「フィンランドとスウェーデンの外交団がわざわざ首都アンカラに出向いて説得しようとする必要はない」とし、トルコに反旗を翻す勢力のNATO加盟は賛成できないと繰り返し主張した。エルドアン氏は、分離独立を主張する少数民族クルド族の政党を「テロ組織」とし、両国がクルド族を支援すればNATO加盟を許可しない考えを繰り返し明らかにした。NATO加盟には30の加盟国すべての同意が必要だ。


黃聖皓 hsh0330@donga.com