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4月の就業者が前年比86万人増、半数が60歳以上の高齢者

4月の就業者が前年比86万人増、半数が60歳以上の高齢者

Posted May. 12, 2022 08:52,   

Updated May. 12, 2022 08:53

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今年4月の就業者数が昨年同期より80万人以上増え、22年ぶりに最大幅を記録した。増えた雇用の半分ほどは、60歳以上の「高齢雇用」だった。全般的な雇用市場の追い風とは異なり、宿泊・飲食店などの自営業では就業者が減少した。

11日、統計庁が発表した「4月の雇用動向」によると、先月の就業者数は昨年同期比86万5000人増の2807万8000人だった。増加幅は、2000年4月以降、同月基準で最大だった。

指標だけを見れば、雇用市場は全般的に好調と分析される。しかし、増えた就業者の半分ほどが60歳以上の高齢者だった。就業者数の増加幅は、60歳以上が42万4000人だった。一方、青年層(15~29歳)は18万6000人、30代は3万3000人、40代は1万5000人、50代は20万8000人だった。

さらに、政府が直接雇う雇用や、17時間以下の短期雇用の増加傾向は依然変わっておらず、雇用の質を高めなければならないという指摘が出ている。日雇いは、前年比11万7000人が減少したが、短時間労働者は8万3000人増えた。良質の雇用に分類される36時間以上のフルタイム労働者は、70万9000人が増えた。

産業別では、保健業および社会福祉分野で23万人が増え、最も多く増えた。次に、製造業(13万2000人)や公共行政(9万1000人)の順で増加幅が大きかった。財政が多く投入される保健・社会福祉と公共行政で増加した就業者数は、全体増加分の37.0%だった。政府が財政を投入して雇用創出を実現したことになる。

新型コロナの打撃を受けた自営業の雇用は好転しなかった。卸・小売業は、1年前より1万1000人、宿泊・飲食店業は2万7000人が減少した。


世宗市=キム・ヒョンミン記者 kalssam35@donga.com