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教育副首相候補が辞退、福祉部長官候補も「国民の力」内で辞退論

教育副首相候補が辞退、福祉部長官候補も「国民の力」内で辞退論

Posted May. 04, 2022 08:49,   

Updated May. 04, 2022 08:49

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金仁喆(キム・インチョル)副首相兼教育部長官候補が自ら候補を辞退した。尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領が候補に指名して20日後に起こった、尹内閣第1期の初の候補辞退だ。金氏の国会人事聴聞会は6日に開かれる予定だった。

 

金氏は3日午前、緊急説明会を要請し、「今日、副首相兼教育部長官候補を辞退する」とし、「国家と社会から受けた恩恵を最後の奉仕を通じてお返ししたかったが、力が足りなかった」と述べた。また、自身を取り巻く疑惑について、「なんの釈明もしない。全て私の不徳の致すところだ」とし、「私を信じて重責を任せてくれた尹次期大統領に大変申し訳ない。尹政府の成功を遠くから応援する」と話した。

早くから金氏を「脱落リスト」に載せていた今の与党「共に民主党」は、他の脱落リスト候補に力を集中した。同党は、同日開かれた鄭鎬永(チョン・ホヨン)保健福祉部長官候補の人事聴聞会で、子どもの大学編入疑惑などを集中的に追及し、辞退を迫った。しかし鄭氏は、「私への様々な疑惑を明らかにするためにこの場にまで来ることになった」とし、「疑惑は詳細に明らかにした」と一蹴した。

同党の姜炳遠(カン・ビョンウォン)議員が、「候補のために困惑している人が多いが、誰に一番申し訳ないのか」とし、「40年の親交がある友人に申し訳ない気持ちはないのか」と尋ねると、鄭氏は、「私によって資料を提供しなければならない知人たちに申し訳ない」と答えた。姜氏が再度尹氏との「40年来の親交」を強調すると、鄭氏は「(尹氏と)40年来の親交があるのではない。私を(尹氏に)紹介した人が尹次期大統領の40年来の友人だ」と線を引いた。

しかし、尹氏側と次期政権で与党となる保守系の「国民の力」内では、人事聴聞会の手続きが終われば、鄭氏が自ら辞退する可能性があるというムードも感知されている。2日目の人事聴聞会に出席した韓悳洙(ハン・ドクス)首相は同日、「鄭氏に対して指名の撤回を求めざるを得ないのではないか」という「共に民主党」の南仁順(ナム・インスン)議員の質問に、「聴聞会が終われば、その結果と状況を総合的に検討する機会があるだろう」と答えた。「国民の力」関係者は、「尹次期大統領が自ら指名を撤回することはないだろう」としながらも、「国民の常識に合致する線で結論が出るだろう」と話した。 

 

「共に民主党」は、さらに攻勢を強めた。朴洪根(パク・ホングン)院内代表は「韓候補、鄭候補、韓東勲(ハン・ドンフン)法務部長官候補は、すでに国民の検証から脱落した」とし、「聴聞会で不適格であることが確認された人に対しては、尹氏が速やかに問題の収束を図ることを望む」と話した。


姜炅石 coolup@donga.com · 朴訓祥 tigermask@donga.com