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1ドル1265.2ウォンで年間最安値を更新、景気減速の恐怖にウォン安止まらず

1ドル1265.2ウォンで年間最安値を更新、景気減速の恐怖にウォン安止まらず

Posted April. 28, 2022 09:08,   

Updated April. 28, 2022 09:08

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ドルに対するウォン相場が一気に1ドル=1265ウォン台に下落し、韓国経済に赤信号が灯っている。米国の緊縮政策とウクライナ事態に続き、中国の封鎖措置が広がり、グローバル景気減速への恐怖が金融市場を圧迫している。

27日、ソウル外国為替市場でウォン相場は前日より14.4ウォンのドル高ウォン安の1ドル=1265.2ウォンで取引を終え、3日連続で年間最安値を更新した。為替相場が1ドル=1260を超えたのは、新型コロナの拡大初期の2020年3月23日(1266.5ウォン)以来。

取引終了直前には1266.0にまで下落した。ウォン相場は、先週まで1ドル1240台を防御したが、今週に入ってから26.1ウォンのウォン安が進んだ。

グローバルインフレの圧力が続く中、中国の封鎖措置が上海に続き北京の一部にまで拡大したことを受け、中国発景気の減速への懸念が高まり、安全資産であるドルに対する需要が急増しているためだ。この影響で総合株価指数(コスピ)も1.1%下落した2639.06ポイントで取引を終えた。

ソウル大学経済学部のアン・ドンヒョン教授は、「米連邦準備制度(FRB)が強力な緊縮を予告しており、ドル高は当分続くだろう」とし、「上半期内の為替相場は、1ドル1300ウォン以上にウォン安が進む可能性もある」と述べた。


朴民優 minwoo@donga.com