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「契約期間4年、先印税は2億4500万ウォン」、パチンコのイ・ミンジン作家が版権条件を提示

「契約期間4年、先印税は2億4500万ウォン」、パチンコのイ・ミンジン作家が版権条件を提示

Posted April. 26, 2022 09:12,   

Updated April. 26, 2022 09:12

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「契約期間は4年、販売部数の報告は3カ月置き。最小の先印税の20万ドル(約2億4590万ウォン)を含め、印税8%を支給」

25日、出版界によると、作家のイ・ミンジン(54)氏が小説「パチンコ」(2018年)と「百万長者のための無料食品」(2008年)の版権契約に先立って、韓国出版社にこのような条件を提示したことが確認された。イ氏は、「既存の出版本の翻訳をそのまま使って、できるだけ早く本を出したい」という意思を伝えた。ベストセラーの「パチンコ」は、先月からアップルTVプラスで同名ドラマが公開され、より多くの注目を集めている。

一部からは、通常、契約期間である5年と販売部数の報告間隔が1年の国内出版界の慣例に照らして、厳しい条件だという意見が出ている。一方、版権契約が終了した本について、新しい契約条件を掲げるのは作家の固有権利だという見方もある。これに先立って、イ氏は「パチンコ」を国内で出版後、既存の版権契約を交わした文学思想のマーケティングと編集方法に問題を提起したという。文学思想の関係者は、「初版を印刷後、主人公の名前を『スンジャ』から『ソンジャ』に変えるなど、作家の様々な要求を忠実に反映したが、再契約が成立せず残念だ」と話した。

文学思想と再契約が事実上物別れに終わっただけに、イ作家は他の出版社と契約を結ぶものと予想される。従来の文学思想出版本の定価は、1冊と2冊を合わせて2万9000ウォン。出版界は、少なくとも先印税20万ドルなどの様々な契約条件を合わせるためには、本価格の引き上げは避けられないと予想している。チャン・ウンス出版評論家は、「出版社間の契約競争が激しく、ともすれば読者の負担につながりかねない」と話した。


イ・ホジェ記者 hoho@donga.com