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中位所得世帯がソウルで買えるマンションは100戸中3戸未満

中位所得世帯がソウルで買えるマンションは100戸中3戸未満

Posted April. 25, 2022 08:39,   

Updated April. 25, 2022 08:39

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最近の住宅価格の高騰で、ソウルで中位所得世帯が融資を受けて購入できるマンションが激減したことが分かった。

24日、国民の力の鄭宇澤(チョン・ウテク) 議員が、国会予算政策処から提出を受けた「広域市・道別住宅購入物量指数の現状(2017〜2021年)」と題した資料によると、昨年ソウルの住宅購入物量指数(K-HAI)は、2017年の16.5%から昨年は2.7%に減少した。同指数は、中位所得世帯が保有している純資産と所得を基準に融資を受けた時に買える該当地域のマンションの割合を示した数値だ。

ソウルの住宅購入物量指数は、中位所得の世帯がソウルで融資を受けてでもマイホーム購入に乗り出した場合、購入できるマンションが、5年前は100戸のうち16〜17戸程度であったとすれば、昨年は3戸にも満たないという意味だ。同期間、京畿道(キョンギド)と仁川(インチョン)の住宅購入物量指数も、それぞれ51.3%→26.2%、52.9%→32.5%に激減した。

全国17市道の中位所得世帯の住宅購入物量指数は、44.6%と集計された。2017年は58.7%だった数値が、14.1%ポイント減少した。

昨年の中位所得は、一人暮らしの世帯は182万7831ウォン、2人暮らしの世帯は308万8079ウォン、3人暮らしの世帯は398万3950ウォン、4人暮らしの世帯は487万6290ウォンなどだ。

明知(ミョンジ)大学不動産学科のクォン・デジュン教授は、「ソウルで労働所得で住宅を買うのがますます難しくなっている」とし、「所得増加より、住宅価格の上昇テンポのほうがはるかに速いためで、実需要者のマイホーム購入対策が切実だ」と話した。


チョン・スング記者 soon9@donga.com