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露、米テキサスを一発で破壊できる「核ICBM」を示威

露、米テキサスを一発で破壊できる「核ICBM」を示威

Posted April. 22, 2022 08:46,   

Updated April. 22, 2022 08:46

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ウクライナで新たな攻勢に出たロシアが20日(現地時間)、米テキサスやフランス全域が一発で焦土と化す新たな「怪物」大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を行った。発射直後、ロシアのプーチン大統領は、「攻撃的な言葉で我が国を脅かす者をためらわせるだろう」と述べた。ロシア国防省は同日午後、北西部のプレセツク宇宙基地で次世代ICBM「RS—28サルマト」の初の発射実験に成功したと発表した。このミサイルは15分で5800キロ飛翔し、韓半島北東側のカムチャッカ半島の目標物に命中した。このICBMは現存するミサイルの中で最大で、メガトン(TNT100万トン)級の核弾頭を16個搭載でき、破壊力が米国が広島に落とした原爆の2千倍にのぼる。ロシアは、最大射程が1万8千キロのこのICBMを今秋、実戦配備する予定だ。

ロシアは、バイデン米大統領が西側の11ヵ国の首脳らと緊急会議を開き、ウクライナに対する武器支援を強化することを決めた翌日、ICBMを発射した。米ホワイトハウスは、「ロシアは米国に事前通告した」とし、「ロシアのミサイル実験がウクライナ侵攻の対応に影響を及ぼさない」と述べた。しかし、CNNは米国防総省の関係者を引用して、オースティン国防長官が毎週2、3回、ロシアの核動向について報告を受けており、軍当局がロシアの核兵器使用を懸念していると報じた。


ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 パリ=キム・ユンジョン特派員 weappon@donga.com · zozo@donga.com