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米国務省、韓国への渡航警報を最高レベル4から最低レベル1に引き下げ

米国務省、韓国への渡航警報を最高レベル4から最低レベル1に引き下げ

Posted April. 20, 2022 08:19,   

Updated April. 20, 2022 08:19

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米国が、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために韓国などに対して適用していた渡航警戒を相次いで引き下げている。

米国務省は18日(現地時間)、韓国に対する渡航警戒を最高のレベル4から最低のレベル1に大幅に引き下げたと、ウェブサイトを通じて明らかにした。国務省の渡航警戒レベルは、最も低いレベル1「通常の注意」からレベル2「注意を強化」、レベル3「渡航の再検討」、レベル4「渡航中止」の4段階に分かれる。韓国は、オミクロン株の感染拡大でレベル4が維持されてきた。国務省は、韓国の渡航警戒を大幅に引き下げた理由を明らかにしていないが、先週、レベル4の国家を大幅に減らし、全国家のうち1割ほどがレベル4にとどまると発表した。

 

米疾病対策センター(CDC)も、韓国をはじめとする90ヵ国に対する渡航警戒を最高のレベル4からレベル3に1段階引き下げた。CDCは、渡航を禁止する場合、最高レベルのレベル4を適用する。レベル3は、ワクチンを接種していない場合、渡航を控えることを勧告する。レベル3に警戒が引き下げられた国は、韓国をはじめ英国、フランス、日本、オーストラリア、イタリア、スペイン、ロシアなど。

渡航警戒が大幅に緩和されたのは、世界の主要国である程度ワクチンが普及したことや、米国でマスク着用や海外旅行など防疫関連の決定を個人の意志に任せるムードが形成されたことによるとみられる。航空業界も当局の「渡航禁止勧告」が旅行需要を過度に抑制しているとし、警戒を緩和するよう要請してきた。


兪載東 jarrett@donga.com