Go to contents

政権引き継ぎ委「福祉部長官候補問題は聴聞会で判断」、民主党「疑惑の捜査を」

政権引き継ぎ委「福祉部長官候補問題は聴聞会で判断」、民主党「疑惑の捜査を」

Posted April. 19, 2022 08:12,   

Updated April. 19, 2022 08:12

한국어

保健福祉部長官に指名された鄭鎬永(チョン・ホヨン)氏の子どもの医学部編入などの疑惑をめぐって、与野党間の攻防戦が続いた。尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領側と野党「国民の力」は、「国会人事聴聞会で判断してほしい」として正面突破を宣言したが、与党「共に民主党」は「曺国(チョ・グク)事態」を引き合いに出し、鄭氏の子どもの編入と兵役疑惑も捜査するよう求めた。

次期大統領報道官の裵賢鎮(ペ・ヒョンジン)氏は18日、政権引き継ぎ委員会の定例会見で、「鄭氏は17日に記者会見を通じて、国民の前に全てを示して確認するという意思を示した」とし、「聴聞会の席で国民の目線に合う適任者なのか判断すればいいだろう」と述べた。韓悳洙(ハン・ドクス)首相候補も記者団に、「(疑惑の)検証などは人事聴聞会で十分に説明し、国会議員が判断するのがいい」と話した。ただし、鄭氏の疑惑については、「検証の段階で多少問題があるということはわかった」としつつも、「それほどひどくないと判断した」と述べた。

「共に民主党」が提起したいわゆる「曺国フレーム」にも反論した。次期大統領秘書室長の張済元(チャン・ジェウォン)氏は、記者団に、「『曺国問題』と何が同じなのか」とし、「(鄭氏が)捏造をしたというのか、偽造したとでもいうのか。口添えしたとか、力を使ったとかいったことも全くない」と主張した。

これに対抗して「共に民主党」の尹昊重(ユン・ホジュン)共同非常対策委員長は同日、非常対策委で、「当時検事総長だった尹氏は、長官候補だった曺氏の人事聴聞会が開かれる前に、現在法務部長官に指名された韓東勲(ハン・ドンフン)氏を通じて家宅捜索を行った」とし、「娘の日記帳まで押収した残酷で無慈悲な公正の基準はどこにいったのか」と指摘した。パク・ジヒョン共同非常対策委員長も「捜査もせずファクトがないと言うことは、友人だから捜査しないという宣言に聞こえる」と批判した。

 

「国民の力」は慎重に世論の推移を見る構えだ。権性東(クォン・ソンドン)院内代表は同日、最高委員会議で、「聴聞会で重大な失格条件が明らかになるなら、その時になって人事の誤りを指摘しても遅くない」とし、「批判より検証が先だ」と明らかにした。ただし、「国民の力」の内部でも自主的な辞退を求める声が出ている。河泰慶(ハ・テギョン)議員は同日、MBCラジオの番組で、「子どもの医学部編入に鄭氏の社会的資産が作用した可能性があり、そこは国民の目で見て不公正なこと」とし、「解決策は、本人が自主的に辞退し、徹底して捜査を要請して潔白を立証することだ」と強調した。


パク・フンサン記者 ユン・ダビン記者 tigermask@donga.com · empty@donga.com