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フィギュア女子シン・ジアが世界ジュニア選手権で銀、金妍児以来16年ぶりの快挙

フィギュア女子シン・ジアが世界ジュニア選手権で銀、金妍児以来16年ぶりの快挙

Posted April. 19, 2022 08:13,   

Updated April. 19, 2022 08:13

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シン・ジア(14・ヨンドン中学校)が2006年に「フィギュア女王」金妍児(キム・ヨナ=32)以来16年ぶりに国際スケート連盟(ISU)のフィギュアスケート世界ジュニア選手権の表彰台に立った。

シン・ジアは18日、エストニアの首都タリンで開かれた2022年ISUフィギュア世界ジュニア選手権女子シングルのフリースケートで、出場選手24人の中で最高の136.63点をマークした。前日のショートプログラム(SP)で69.38点だったシン・ジアは合計206.01点で最終的に2位につけた。金メダルを獲得したイザボ・レビト(米国=206.55点)に0.54点リードされ、惜しくも銀メダルに止まった。

2008年3月19日生まれのシン・ジアは、今大会で男女を通じてドイツのオレシア・ライ(22位)とともに最年少だ。世界ジュニア選手権は、開催日を基準に前年の7月1日以前に満13歳以上から満19歳未満の選手だけが出場できる。今大会はウクライナに侵攻したロシアとこれに同調したベラルーシ選手たちは欠場した。

シン・ジアの銀メダルは、韓国選手では金妍兒以来16年ぶりのメダル。金妍兒は世界ジュニア選手権で2005年に銀メダル、2006年に金メダルを獲得した。その後、韓国選手の最高成績は女子シングルで4位(イム・ウンス=2017年)、男子シングルで5位(車俊煥=2017年)だ。シン・ジアは2005年に15歳だった金妍兒より一つ下の年齢でメダルを獲得し、最年少入賞記録も更新した。シン・ジアは、「妍児さん以来16年ぶりにメダルを取ったこと自体、本当に嬉しい」とし「自分で満足できる演技をしたし、思いもよらなかった銀メダルを取れて驚いたけど、嬉しい」と語った。

今季にシン・ジアの好調ぶりには目覚ましいものがある。シン・ジアは昨年9月、ポーランドで開かれたISUジュニアグランプリ(GP)シリーズ第6戦で、ロシア選手に続き183.41点をマークして銅メダルを獲得した。今年1月に韓国で開かれた総合選手権大会ではシニア選手たちと競争して4位(204.08点)に入った。

同年代の選手に比べてやや遅れた8歳の時に文化センターでフィギュアを接してから選手への道を歩み始めた。シン・ジアの所属事務所のオールザットスポーツの関係者は、「釜山(プサン)出身なのにフィギュアをするためにソウルに上京するほどフィギュアには強い情熱を持っている」とし、「普段は口数が多くないけど、明るい性格でフィギュアを楽しんでいる」と話した。

ISUのアン・ソヨン国際審判は、「手足が長いなどフィギュアに有利な体を持っている。選手本人が楽しんでいる姿が見えるし、今後成長する可能性が高い」とし、「幼い年でも正確なエッジを使うなど、技術的にも素晴らしい」と評価した。シン・ジアは今大会でステップ・シークエンス(レベル3)を除いた全ての非ジャンプ要素で最高のレベル4を獲得した。トリプルジャンプ(3回転)をすべて跳ぶシン・ジアは現在、トリプルアクセル(3回転半)を練習中だという。

シン・ジアとともに今大会に出場したユン・アソン(15・広東中)とウィ・ソヨン(17・スリ高)はそれぞれ4、5位だった。


キム・ジョンフン記者 hun@donga.com