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駐韓米大使指名者「北朝鮮はならず者政権、CVIDを堅持しなければ」

駐韓米大使指名者「北朝鮮はならず者政権、CVIDを堅持しなければ」

Posted April. 09, 2022 08:50,   

Updated April. 09, 2022 08:50

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駐韓米大使に指名されたフィリップ・ゴールドバーグ氏(写真)は7日(現地時間)、北朝鮮を「ならず者政権(rogue regime)」と規定し、「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)は断固として堅持していかなければならない」と述べた。核の脅威を強める北朝鮮に対して、バイデン米政権が強硬対応に旋回する動きが加速化している。

 

ゴールドバーグ氏は同日、米上院外交委員会で行われた指名承認公聴会で、「CVIDは韓米同盟を拡大・深化させ、国連安全保障理事会の決議を違反する北朝鮮のならず者政権から(韓国を)防衛するための米国の抑止政策と合致する」とし、このように話した。北朝鮮はCVIDを「一方的な降参要求」とし、強く反発してきた。バイデン政権も、文在寅(ムン・ジェイン)政府の要請により、CVIDの代わりに韓半島の「完全な非核化」という表現を使ってきた。

ゴールドバーグ氏は、「北朝鮮の衝撃的で持続的な挑発は非常に懸念される」とし、「韓国、日本との堅固な同盟で強化した抑止力で対応しなければならない」と述べた。また「北朝鮮は制裁緩和のために圧迫を加えている。二兎を得ようとしている」と指摘した。最近の北朝鮮の相次ぐ挑発は、核保有国の地位を維持しつつ制裁を緩和させる試みということだ。

ゴールドバーグ氏のCVID発言は、バイデン政権が北朝鮮の挑発の可能性を予告して強硬対応方針を明らかにした中で出てきた。米国は、北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験と核実験再開の動きに関する情報を公開したのに続き、新たな国連安保理対北朝鮮制裁の推進と戦略兵器の展開の可能性を示唆した。

ゴールドバーグ氏は、2009~10年に米国務省の対北朝鮮制裁を担当する調整官を務め、09年5月に北朝鮮の2回目の核実験によって採択された国連安保理対北朝鮮制裁1874号の履行を総括した。


ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 weappon@donga.com