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ウクライナ大統領、「ロシアを国連安保理から排除しなければ」

ウクライナ大統領、「ロシアを国連安保理から排除しなければ」

Posted April. 07, 2022 08:55,   

Updated April. 07, 2022 08:55

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ウクライナのゼレンスキー大統領が国連で、ロシアの民間人虐殺の実態を詳細に公開し、ロシアを安全保障理事会から排除しなければならないと訴えた。

ゼレンスキー氏は5日(現地時間)、米ニューヨークの国連本部で開かれた安全保障理事会の公開会合でオンラインで演説し、「ロシアを侵略者、戦争の元凶として(拒否権行使できる立場から)排除するか、改革を通じて平和のために機能できると示すか、いずれもできない場合の選択肢は完全に解散することになるだろう」と主張した。常任理事国のロシアの拒否権行使でウクライナ侵攻事態に及び腰の国連を批判したのだ。

ゼレンスキー氏はロシアのウクライナ人集団虐殺を過激派組織「イスラム国」(IS)にたとえた。ゼレンスキー氏は、「市民が手投げ弾で吹き飛ばされ、アパートや自宅で殺され、ロシア軍の快楽のために戦車に押しつぶされた」とし、「これは、イスラム国のテロリストとどう違うのか」と述べた。

また、ニュルンベルクで行われたような戦争犯罪法廷で、行為を行った者と、その命令を下した者が裁判を受けることを求めた。1945年のニュルンベルク裁判で、ナチス・ドイツの戦争犯罪が裁かれた。

米国のサキ大統領報道官は同日、記者会見で、国連安保理の改革についての質問に、「ゼレンスキー氏がロシアが安保理常任理事国であることで抱く不満を共有している」と述べた。


ニューヨーク=ユ・ジェドン特派員 jarrett@donga.c