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先月の物価4.1%上昇、10年3カ月ぶりの最大幅

先月の物価4.1%上昇、10年3カ月ぶりの最大幅

Posted April. 06, 2022 08:41,   

Updated April. 06, 2022 08:41

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先月の消費者物価が、10年ぶりに4%を超えた。ロシアのウクライナ侵攻などで原材料価格が高騰したのが、物価全般に影響を及ぼした。政府も物価上昇の勢いはしばらく維持するものと見て、来月から油類税の下げ幅を30%まで拡大することにした。

5日、統計庁が発表した「消費者物価動向」によると、3月の消費者物価は昨年同月比4.1%上昇した。2011年12月(4.2%)以降、10年3カ月ぶりの最高値となる。消費者物価は、昨年4月から9月にかけて2%台を維持したが、昨年10月(3.2%)から3%台に上昇した。

4%の物価上昇は、石油類などの工業製品や外食などの個人サービスが牽引した。特に、石油類の価格は、前年同月比31.2%高騰した。ガソリン(27.4%)と軽油(37.9%)共に大きく値上がりした。石油類の3月の物価寄与度(1.32%)は、前月(0.79%)より0.53%ポイント増加した。先月、国際原油価格が1バレル=100ドルを超えて韓国国内のエネルギー価格が上昇し、工業製品などの物価全般に連続反応したものと見られる。

個人サービスの品目は4.4%増加した。このうち、外食物価は39品目すべてが値上がりし、計6.6%増えた。1998年4月(7.0%)以降、最大幅に上昇した。消費回復の勢いとともに、原材料費や配達料などが価格に反映されたものと分析される。

政府は、ウクライナ事態が長期化し、物価高の状況は当分続くものと見ている。今月から、電気料金と都市ガス料金も値上がりし、庶民の家計負担が重くなった。洪南基(ホン・ナムギ)経済副首相兼企画財政部長官は5日、物価関係次官会議で、「来月から7月まで、現在の油類税の引き下げ幅の20%を30%にまで拡大する」と発表した


具特敎 kootg@donga.com