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尹次期大統領、ミニバスの大きさの「国家指導通信車両」でNSC開催へ

尹次期大統領、ミニバスの大きさの「国家指導通信車両」でNSC開催へ

Posted March. 26, 2022 07:28,   

Updated March. 26, 2022 07:28

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尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領が、就任後にソウル龍山区(ヨンサンク)の国防部新庁舎を執務室に使うまでは、大統領府のバンカーと呼ばれる国家危機管理センターの代わりに、移動用指揮所であるミニバスほどの大きさの「国家指導通信車両」を利用することを決めた。

大統領府移転タスクフォースの金龍顕(キム・ヨンヒョン)警護警備チーム長は25日、東亜(トンア)日報の電話取材に対して、「5月10日に大統領府が開放されれば、多くの国民が訪れるだろう」とし、「国民に不都合がないよう大統領府国家危機管理センターは使わず、その代わりに国家指導通信車両を利用する計画だ」と話した。昨年2月、国内で生産されたミニバスの大きさの国家指導通信車両は、テレビ会議システム、災害安全通信網、国家非常指揮網などを備えている。国家安全保障会議(NSC)のテレビ招集も可能だ。主に大統領が地方の日程を消化する時や大統領府の外に行く場合、「移動による指揮空白」を作らないために製造された車両だ。

尹氏側関係者らが24日、このバスを点検したという。金氏は、「一般の通信網が断たれても衛星で作動するので、指揮の空白は生じない」とし、「就任初日から大統領府を100%開放するという次期大統領の意志」と話した。

一方、韓国ギャラップが、成人1千人を対象に大統領執務室を国防部新庁舎に移転することに対する世論調査を実施した結果、「大統領府執務室の維持」が53%、「龍山への移転に賛成」が36%となった。賛成の割合は保守系最大野党「国民の力」の支持層(67%)、保守指向(60%)、60代以上で高かった


張寬錫 jks@donga.com