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サム・バーンズがプレーオフ制し2連覇、バルスパー選手権

サム・バーンズがプレーオフ制し2連覇、バルスパー選手権

Posted March. 22, 2022 08:26,   

Updated March. 22, 2022 08:26

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グリーンの外から転がり始めたボールはカップの周りを半周しては穴に沈んだ。このバーディーを成功してチャンピオン獲得を目前に控えたサム・バーンズ(26・米国)は右手の拳を振って喜んだ。ライバルのデービス・ライリー(26・米)のアプローチショットがホールを外れ、優勝が決まったバーンズは妻のキャロラインと抱き合って喜びを満喫した。

バーンズが21日、米国フロリダ州パームハーバーのイニスブルックリゾート・コッパーヘッドコース(パー71)で行われた米男子ツアー(PGA)のバルスパー選手権で2年連続で頂点に立った。同日の最終ラウンドで3バーディー、1ボギーでスコアを2つ伸ばし、通算17アンダー267でフィニッシュしたバーンズは、ライリーとの2ホール目のプレーオフの末、16番(パー4)でバーディーパットを成功させて通算3勝目を挙げた。優勝賞金は140万4000ドル(約17億ウォン)。

同大会の2連覇は、2018年と2019年に優勝したポール・ケーシー(45・英国)以来。「タンク」崔京周(チェ・キョンジュ=52)も、同大会の前身だった2002年開催のタンパベイクラシックと2006年のクライスラークラシックで2度優勝した経験がある。

前日の第3ラウンドを3位で終えたバーンズは、首位だったライリーが5番(パー5)でトリプルボギーを叩くなど失速している間に11番(パー5)と12番(パー4)で連続バーディーを奪った。しかし、高難度で「蛇穴」と呼ばれる最後の3ホールのうち17番(パー3)でボギーを叩き、追い上げのきっかけを提供した。その間、ライリーが17番でバーディーを決め、二人は首位タイに並んだ。18番(パー4)で行われた1ホール目のプレーオフで並んでパーを記録した二人は、2ホール目までプレーオフを持ち込んで勝負を決めた。

バーンズは、「僕は継続して発展したい。どこが足りないのかを見て改善しようと努力している。それが究極的には、私が望むことだ」と語った。その上で「ライリーは尊敬に値するほど素晴らしいプレーを見せた」とライバルの称賛も忘れなかった。1996年生まれで同い年の二人は、2014年ジュニアライダーカップ(米国選抜と欧州選抜との対抗戦)に並んで米国代表として出場した経験もある。ライリーはツアー初勝利の機会は逃したものの、準優勝賞金85万200ドル(約10億ウォン)を獲得した。

バーンズは今回の優勝で、世界ランキングを17位から10位に上げた。今大会で通算5アンダー279で、ノ・スンヨル(31)らと39位タイになったダスティン・ジョンソン(38)は、世界ランキング10位から11位になった。ジョンソンがトップ10圏外となったのは10年ぶりのこと。


姜泓求 windup@donga.com