Go to contents

北朝鮮、順安飛行場にICBM発射用土台設置か

北朝鮮、順安飛行場にICBM発射用土台設置か

Posted March. 16, 2022 08:54,   

Updated March. 16, 2022 08:54

한국어

 

平壌(ピョンヤン)の順安(スンアン)飛行場で大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射支持台とみられるコンクリートの土台が確認された。米国は、ミサイルの軌跡を追跡できる偵察機を韓半島に投入した。北朝鮮の「怪物ICBM(火星17)」挑発が秒読み段階に入ったとみられる。

米政府系放送局のボイス・オブ・アメリカ(VOA)は15日、民間衛星会社プラネット・ラボが12日に撮影した衛星写真を基に、順安飛行場にコンクリートの土台2個が設置されたと報じた。これらの土台は、幅50メートル、長さはそれぞれ220メートル、100メートルで、8、9日頃に設置されたとみられる。北朝鮮は2017年7月と11月に、火星(ファソン)14、15(ICBM)挑発の時も、コンクリートの土台を設置した後、移動式発射台(TEL)をその上に載せ、ミサイルを発射した。今回も火星17の発射用土台であるとみられている。軍は、挑発が差し迫った有力な兆候と見ている。

米国も対応に動いた。14日の信号情報収集機に続き、15日にはミサイルの飛行軌跡を追跡する偵察機RC135Sコブラボールまで西海(ソヘ・黄海)と首都圏上空に出撃させた。ウィルズバック米太平洋空軍司令官は14日(現地時間)、空軍協会所属のミッチェル・インスティチュートが主催したビデオ対談で、北朝鮮のICBM発射の可能性について、「私たちは対応体制を整えている」とし、「もし命令が下されれば、実行する準備もできている」と述べた。


尹相虎 ysh1005@donga.com