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ウクライナ避難民たち、世界に向けて「リレーメッセージ」

ウクライナ避難民たち、世界に向けて「リレーメッセージ」

Posted March. 14, 2022 09:03,   

Updated March. 14, 2022 09:03

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「戦争やめろ!!!」

ポーランドの国境都市プシェミシルの駅で会ったソフィアさん(7)が、A4用紙にゆっくり一字一字力を込めて書いた文字だ。ウクライナ中部の都市ポルタヴァで暮らしていたソフィアさんは、ロシア軍によるウクライナ侵攻で、9日、ポーランド国境を越えた。砲撃の音を恐れ、大きなヘッドフォンで耳を塞いだ。ショックを受けたためか、「国境を越えた時から何も話さない」と母親のマリアナさん(35)が娘を心配した。

マリアナさんは、「これは戦争ではなくテロリズム」とため息をついた。そんな母親を見ていたソフィアさんは、記者に手ぶりでペンを求め、紙に「戦争やめろ」と書いた。

東亜(トンア)日報取材チームは先月24日から2週間、ウクライナとポーランドの国境地域で約30人のウクライナ避難民にインタビューした。多くの避難民は、戦争の苦痛と避難の疲れでインタビューを拒否したが、一部の避難民は「戦争の惨状と私たちの望みを世界に伝えたい」とインタビューに臨んだ。メッセージをA4用紙に書いて報道してほしいと求める避難民もいた。

ロシア軍の砲撃から逃れて家族と共に首都キエフから脱出したイェゴール君(8)は、「平和を望む」と紙に書き、この言葉を10回叫び、周囲の人々の涙を誘った。


金潤鍾 zozo@donga.com