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政府、コロナ重症者の入院基準を見直して病床拡充へ

政府、コロナ重症者の入院基準を見直して病床拡充へ

Posted March. 04, 2022 08:11,   

Updated March. 04, 2022 08:11

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政府は、新型コロナウイルスに感染した重症者や準重症者の病床入院基準を見直すことを検討している。オミクロン株の爆発的な広がりで重症者も急増すると予想されるだけに、リスクがより高い患者に病床を優先的に割り当てるという趣旨だ。

防疫当局は、新型コロナの症状自体はひどくないが、ほかの基礎疾患が重症の患者らが、新型コロナ専従の重症者や準重症者の病床で治療を受けており、病床の効率性が落ちると見ている。中央事故収拾本部(中収本)防疫総括班長のパク・ヒャン氏は3日、「国家感染病臨床委員会は、オミクロンが流行している中、集中治療室の入室基準について議論を続けている」と語った。入院後、一定期間が過ぎれば、新型コロナの専従ではなく、一般病室に移すことも検討している。政府は、デルタ株が流行した昨年12月と今年1月に、このような行政命令を下している。

3日0時基準で766人の新型コロナの重症者数は、今後急増するものと見られる。中収本の孫映萊(ソン・ヨンレ)社会戦略班長は同日、「(重症者の規模は)2200~2500人を最高値に設定している」と語った。防疫当局が対応できると見ていた重症者数(2000人)を上回ることになるという。同日新たに発生した死者は128人で、新型コロナが国内で拡大して以来最も多かった。新規感染者も、2番目に多い19万8803人だった。


キム・ソヨン記者 ksy@donga.com