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防疫パスきょうから中止、飲食店やカフェではQR認証しない

防疫パスきょうから中止、飲食店やカフェではQR認証しない

Posted March. 01, 2022 08:32,   

Updated March. 01, 2022 08:32

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新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐための措置である防疫パス(接種証明・陰性確認制)の適用が、1日から全国で一時中止となる。飲食店やカフェをはじめ、遊興施設と室内スポーツ施設など、既存の適用施設11カ所すべてで新型コロナワクチンの未接種者が出入りできるようになる。昨年11月に防疫パスが導入されてから、4カ月ぶりのことだ。

中央災難安全対策本部は28日、このような内容の防疫パスの暫定中止決定を発表した。政府は当初、4月に適用することにしていた青少年(12〜17歳)の防疫パスの適用計画も撤回した。今回発表された防疫パスの適用中止期限は、まだ決まっていない。

防疫パスが中止となり、これまで飲食店やカフェなどに出入りするたびに認証を受けなければならなかった電子出入名簿、いわゆる「QRチェックイン」もこの日から廃止される。2020年6月の初導入後、1年8カ月ぶりのことだ。

防疫パスは導入後、少なからぬ議論に巻き込まれた。国民の基本権を過度に侵害したという指摘が出て、全国各地で18件の訴訟が進められている。特に先月23日、裁判所が大邱(テグ)の60歳未満の飲食店やカフェでの防疫パスの適用を中止するよう執行停止の決定を下したことを受け、混乱はさらに大きくなった。行政安全部の全海澈(チョン・へチョル)長官は同日、全国的な防疫パスの適用中止の理由について、「(防疫パスの)年齢別・地域別の公平性問題を考慮した」と説明した。

政府は防疫パスの適用中止の決定を下したが、国内での新型コロナの防疫状況は、昨年末の「デルタ株」の拡大時よりも悪化している。28日午前0時基準で、1日の新規死者は114人で、新型コロナの拡大以来最も多かった。入院中の重症患者も、同日715人まで増えた。

防疫当局は、今後、新型コロナの状況はさらに悪化するだろうと見込んでいる。疾病管理庁の鄭銀敬(チョン・ウンギョン)庁長は同日のブリーフィングで、「9日は、新型コロナの重症患者が1200人以上に増えるだろう」と述べた。3月中旬には重症患者が2750人に達するだろうという見通しもある。

一方、1日から、新型コロナのワクチン接種の有無とは関係なく、在宅治療者の同居家族の隔離義務が解除される。自己検査キットのオンラインでの販売禁止措置は今月末まで延長となり、妊婦には7日からキットを1人当たり10個ずつ配ることにした。


イ・ジウン記者 イ・ジユン記者 easy@donga.com · asap@donga.com