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プーチン支持者のロシア出身NHLスターも「戦争反対」

プーチン支持者のロシア出身NHLスターも「戦争反対」

Posted February. 28, 2022 09:07,   

Updated February. 28, 2022 09:07

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ロシアのウクライナ侵攻に、スポーツ界でも戦争反対とロシア・ボイコットの声が強まっている。

ロシア出身のアイスホッケースター、アレクサンドル・オベチキン(37=ワシントン)が戦争反対を表明した。26日、AP通信によると、オベチキンは「厳しい状況だ。私にはロシアとウクライナに友達が多い」とし、「戦争が終わって全世界に平和が宿ることを願う。戦争はもうやめてほしい」と語った。北米アイスホッケーリーグ(NHL)で2004年から活躍しているオベチキンは、NHL通算1248試合で762ゴール621アシストを記録し、NHL史上最多得点4位につけている。オベチキンは、ロシアのプーチン大統領の熱心な支持者として知られる。オベチキンは「プーチン氏は私の大統領だ。しかし、私は政治に関心がない。私はスポーツ選手だ」と話した。

27日、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイで行われた男子プロテニス(ATP)ツアー・ドバイデューティーフリーチャンピオンシップで優勝したアンドレイ・ルブリョフ(ロシア)も戦争に反対するコメントをした。ルブリョフは前日の準決勝で勝利した後、テレビの中継カメラに「お願いだから戦争はいけない」(No War Please)との字を書き、ロシアのウクライナ侵攻に反対する立場を示した。

ロシアで開かれる予定だった各種の国際スポーツイベントも相次いで取り消された。国際バレーボール連盟(FIVB)は27日、今年6月と7月にロシアで開催される予定だった国家対抗戦バレーボール・ネイションズリーグ(VNL)の試合を他の国で行うと発表した。

世界最高のモータースポーツ大会であるフォーミュラ1(F1)も今季F1世界選手権のロシアグランプリ(GP)の開催を断念すると発表した。ロシアGPは9月25日、ロシア・ソチのオートドロムで行われる予定だった。国際柔道連盟(IJF)は5月、ロシアのカザンで開かれる予定だった2022グランドスラム・カザン大会を中止すると発表した。柔道の愛好家で知られるプーチン氏はIJFの名誉会長を務めている。国際体操連盟(FIG)もFIG主催大会でロシアとロシアの侵攻に同調したベラルーシの国旗と国歌の使用を禁止することにした。また、両国で開くことにしたFIGワールドカップ(5月、9月)とチャレンジカップ(8月)の中止を決定した。

ポーランドとスウェーデンはロシアと2022国際サッカー連盟(FIFA)カタール・ワールドカッププレーオフ(PO)を行わないと宣言した。スウェーデンのサッカー協会は27日「3月にロシアが参加するPO試合を中止するようFIFAに求めたい」とし、「FIFAがどんな決定を下しても、われわれはロシアとは試合しない」との立場を明らかにした。ロシアは3月24日、ポーランドと準決勝を行う予定だった。ここで勝てばスウェーデン対チェコの準決勝の勝者と3月29日に決勝を行う。チェコも、ロシアとの試合をボイコットするものとみられる。


金東昱 creating@donga.com