欧州ＣＬ決勝会場を変更へ、ロシアのウクライナ侵攻受け

ロシアのウクライナ侵攻を受け、今季欧州チャンピオンズリーグ（ＣＬ）決勝の会場が変更されそうだ。

英国ＢＢＣなど欧州メディアは２５日、欧州サッカー連盟（ＵＥＦＡ）が５月２８日、ロシア・サンクトペテルブルクのガスプロム・アリーナで行われる予定だった欧州ＣＬ決勝の会場を変更することにしたと報じた。決勝の場所は、近く開かれるＵＥＦＡ緊急理事会で確定される予定だ。

サンクトペテルブルクは、ウクライナに対する軍事攻撃命令を下したプーチン・ロシア大統領の故郷でもある。ＵＥＦＡは同日、ロシアの軍事攻撃を糾弾する声明を発表し、「平和と人権尊重の精神に基づいてサッカーの発展に力を尽くしてきたＵＥＦＡは、ウクライナのサッカー団体と強く連帯し、ウクライナ国民を助ける」と明らかにした。

今回の会場変更で欧州ＣＬ決勝は３季連続で会場を変えて行われることになる。２０１９～２０２０シーズンと２０２０～２０２１シーズンはいずれも新型コロナウイルス禍による現地事情で変更された。２０２０年にはトルコのイスタンブールからポルトガルのリスボンに、２０２１年には再びイスタンブールからポルトガルのポルトに変わった。


李元洪 bluesky@donga.com