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ソウル教育庁「園児や小学生を対象に唾液PCR検査を導入」

ソウル教育庁「園児や小学生を対象に唾液PCR検査を導入」

Posted February. 24, 2022 09:23,   

Updated February. 24, 2022 09:23

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ソウル市教育庁は、幼稚園児と小学生を対象に、唾液を利用した新型コロナウイルス感染症の迅速遺伝子増幅(PCR)検査を、試験的に導入する計画だと発表した。

ソウル市の曺喜昖(チョ・ヒヨン)教育監は、23日の定例ブリーフィングで、「(鼻の奥深くを突く)既存の迅速抗原検査やPCR方式の検体採取方法は痛みを誘発し、繰り返し検査をすれば傷をつける可能性があるため、幼い子供たちが心理的恐怖を感じて、検査に対する拒否感を持つ恐れが高い」と、試験導入の理由を明らかにした。また「唾液検体を利用した迅速PCR検査を、標準PCRに準ずる検査方法として承認してほしい」と防疫当局に要請した。

ソウル市教育庁は、「防疫当局の承認がなければ、生命倫理や安全に関する法律による研究承認を受けて、幼稚園を皮切りに、年齢の低い児童から、唾液採取迅速PCR方法を導入する」と明らかにした。試験事業の実施は、早ければ4月になる見通しだ。ただ、防疫当局の承認がなければ、「唾液採取迅速PCR検査」で陽性判定を受けたら、再び標準PCR検査を受けなければならない。学校が支給する自己検査キットとは別に行われる。

教育部も、防疫当局に、子供たちの拒否感を解消するため、唾液基盤の自己検査キットを使えるようにしてほしいと要請したという。しかし防疫当局は、「認証されていない方法だ」として承認しなかった。

先週(14~20日)、ソウル市内の子供の感染者は5037人を記録し、7~13日の5764人よりやや減少した。しかし幼稚園では874人を記録し、7~13日の359人から2倍以上に増えた。ソウル市教育庁の関係者は、「幼稚園は春休みが無く登園し続けたため、感染者が増えたものとみられる」と説明した。


チョ・ユラ記者 jyr0101@donga.com