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高価でもよく売れるから、ブランド品業界「背比べ競争」の値上げリレー

高価でもよく売れるから、ブランド品業界「背比べ競争」の値上げリレー

Posted February. 22, 2022 08:55,   

Updated February. 22, 2022 08:55

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シャネルだけでなく、ほかのブランド品も韓国では特に高価政策を展開し、いわゆる「エ・ル・シャ」(エルメス、ルイ・ヴィトン、シャネル)と呼ばれる人気ブランド品は、1品目当たり「1000万ウォン時代」を切り開いた。

ルイヴィトンコリアは今月16日、製品価格を最大37%引き上げた。昨年、5度も価格を引き上げて以来、約5カ月ぶりに再び価格を大幅に引き上げた。30%台の引き上げ幅は異例の水準だ。「礼物(結婚の際の贈り物)カバン」と呼ばれるカプシーヌMMは、従来の753万ウォンから22%値上がりし、1000万ウォンに迫るようになった。

ブランド品業界からは、「背比べ競争」のためだという解釈が出ている。シャネルを代表するクラシックバックラインで、1000万ウォン台以下の製品は昨年、すでに消えた。エルメスも、先月初旬、製品価格を3〜7%ほど突然引き上げ、1000万ウォン台の品目を広げた。ルイ・ヴィトンは、これらのブランドと同級のポジションを維持するために、値上げ幅を無理に拡大させたという。

価格を大幅に引き上げ、「誰でも買えない」高級ブランドイメージを構築しようという戦略は、ほかのブランド品メーカーにも広がっている。グッチは21日、ハンドバックなどの製品価格を平均6%引き上げた。「マーモント・スモール・マトラッセ・ショルダーバッグ」は17%値上がりし、初めて200万ウォン台を超えた。先月、ディオールも、レディースバックのラージサイズを20%値上げし、840万ウォンに達した。プラダは、昨年だけで6回値上げに踏み切ったのに続き、今月ホーボーバッグ(10%)など、代表製品の価格をまた値上げし、ロレックスやティファニーアンドコー、ブシュロンなど、時計や宝石ブランド類も最近一斉に製品価格を10%前後引き上げた。


イ・ジユン記者 leemail@donga.com