Go to contents

「尹錫悦氏から返事がない」 安哲秀氏が一本化提案を撤回

「尹錫悦氏から返事がない」 安哲秀氏が一本化提案を撤回

Posted February. 21, 2022 08:08,   

Updated February. 21, 2022 08:08

한국어

革新系野党「国民の党」の大統領候補、安哲秀(アン・チョルス)代表が20日、「これから私の道を行く」とし、保守系最大野党「国民の力」大統領候補の尹錫悦(ユン・ソクヨル)前検事総長との野党候補一本化の提案を撤回した。13日に世論調査国民選挙方式の一本化を提案して1週間が経った。3月9日に行われる大統領選の最大変数とされた野党候補の一本化議論が原点に戻り、終盤の大統領選構図が揺らいでいる。

安氏は同日午後、国会で緊急記者会見を行い、「『また撤収するのか』という批判と嘲弄を甘んじて受け入れ、より良い政権交代に向けて野党候補の一本化という賭けに出た」とし、「一週間の無対応と一連のフェイクニュースを通じて、野党第一党は一本化の意思も真正性もないという点を明白に見せた」と述べた。また、「喪中に候補辞退説と京畿道(キョンギド)知事見かえり説を流すなど不当な政治的利益を図ることをはばからなかった」と主張した。

安氏は特に尹氏について「1週間が経っても何の返事もなかった」とし「一本化が実現しなかった責任は野党第一党と尹氏にあることを明確に指摘する」と述べた。大統領選完走の意志も再度強調した。安氏は、「私の道をしっかりと行く」とし、「国民は誰が次期大統領の適任者なのか選択してほしい」と呼びかけた。

尹氏は、安氏の記者会見について特に言及しなかった。その代わり「国民の力」は、李亮寿(イ・ヤンス)選挙対策本部首席報道担当の名義で論評を出し、「安氏の気持ちを十分に理解する」とし、「政権交代のために今後も共に努力を続けることを望む」と強調した。一本化議論の火を完全に消しはしなかった。与党「共に民主党」の宋永吉(ソン・ヨンギル)代表は、「統合政府を構成するという姿勢で常に開かれている」とし、安氏にラブコールを送った。


張寬錫 jks@donga.com