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LGエネルギーソリューション、米ESSシステム統合企業を買収

LGエネルギーソリューション、米ESSシステム統合企業を買収

Posted February. 18, 2022 08:36,   

Updated February. 18, 2022 08:36

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LGエネルギーソリューションが、米国の蓄電システム統合(ESS・SI)企業を買収した。2020年12月の会社設立以来初の買収合併(M&A)だ。

LGエネルギーソリューションは17日、日本のNECコーポレーション(NEC)から、米NECエネルギーソリューションの持分100%を買収したと明らかにした。NECエナジーソリューションズは、NECが米A123システムのESS・SI事業を買収して、2014年に立ち上げた子会社だ。設立以来、豪州や英国、ブラジルなどでグローバルESSプロジェクトを140件以上手がけてきた。

LGエネルギーソリューションは、NECエナジーソリューションズを基に新規法人「LGエネルギーソリューションバーテック」を設立して米ESS・SI市場に進出する。ESS事業の企画や設計、設置及びメンテナンスなどのサービス全般を提供する計画だ。一種の大型バッテリーであるESSは、電気需要が少ない時に電気を貯蔵し、需要が多い時に使用できるようにする装置のこと。発電量が一定でない環境にやさしいエネルギー発電などに主に使われる。

今回の買収で、LGエネルギーソリューションは、単にESS用バッテリーを供給するだけでなく、ソフトウェアと事後メンテナンスなどを含む事業力を備えたと評価されている。

世界的な再生可能エネルギー政策の拡大を受け、ESS市場も急速に成長するものと見られる。グローバル市場調査会社「SNEリサーチ」によると、2020年は20GWh(ギガワット時)規模のグローバルESS市場は、2030年は302GWhまで成長すると予想される。


ホン・ソクホ記者 will@donga.com