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与党の総括選対委員長が遊説現場での「クンジョル」選挙運動に苦言

与党の総括選対委員長が遊説現場での「クンジョル」選挙運動に苦言

Posted February. 18, 2022 08:38,   

Updated February. 18, 2022 08:38

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「クンジョル(両手を額に当てて膝を曲げて座り、頭を深々と下げるお辞儀)したからと人々が良い目で見てくれるか。一貫した態度で進み、信頼を回復しなければならない」

与党「共に民主党」の李洛淵(イ・ナクヨン)総括選挙対策委員長が、大統領選公式選挙運動の開始2日目、党を叱咤した。

李委員長は16日、非公開で開かれた中央選対会議で、「現実の厳しさについて話す」とし、選挙運動方式について指摘した。李委員長は、公式選挙運動が始まった15日、光州(クァンジュ)5・18広場で開かれた光州・全羅南道(チョンラナムド)選対発足式に出席するなど、同党の候補、李在明(イ・ジェミョン)前京畿道(キョンギド)知事の応援遊説を行った。

李委員長は、「前日(15日)3ヵ所の遊説場に行った」とし、「1ヵ所では、アスファルトの上でクンジョルで謝罪をし、別の所では、ダンスパフォーマンスがあった」と話した。そして「ごり押しの部分」とし、「終始一貫した態度で進まなければならない」と指摘した。

李委員長は、「クンジョルは韓国の礼法上、屋内でのあいさつ」とし、「いつから路上でクンジョルをし、そうしたからと人々が良い目で見てやろうと思うこともない」と苦言を呈した。また、「司会者がクンジョルを求めれば、(出席者は)拒否することもできないのではないか」とも述べた。前日、光州・全羅南道選対発足式で、李委員長をはじめ出席者全員が路上でクンジョルをした。与党関係者は、「選挙の度に繰り返されるクンジョルが、ややもすると本気度を欠いた旧態としたセレモニーのように映ることになるという指摘だ」と話した。

李委員長は、選対に本格的に参加した直後から党内の規律を引き締め、「軍規班長」役をしている。李候補の氏の妻の金恵景(キム・ヘギョン)氏の過剰待遇論議が起こった時も、李委員長が先に記者団に会って「正直に認めて謙虚に謝罪することが必要だと考える」と国民への公開謝罪の突破口を開いた。

与党の人々に対して「SNS自制令」も下した。李委員長は9日、選対初の会議で、「SNSにつまらない言葉を書くなら、しない方がましだ」と指摘した。特に一部議論になった内容に触れ、「こんなふうにすれば、選挙で滅びようという話」とも強調した。


金志炫 jhk85@donga.com