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モデルナCEO「コロナパンデミックは最終段階」

モデルナCEO「コロナパンデミックは最終段階」

Posted February. 18, 2022 08:39,   

Updated February. 18, 2022 08:39

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米バイオテクノロジー企業・モデルナのステファン・バンセル最高経営責任者(CEO)は、新型コロナウイルスのパンデミック(大流行)が最終段階に達したと述べた。バンセル氏は16日(現地時間)、米CNBCの番組に出演し、「パンデミックは最終段階ではないか」という質問に「妥当なシナリオだ」と答えた。

バンセル氏は、「オミクロン株またはコロナウイルスが進化し、致命的でないウイルスになる確率は80%」とし、「次に現れる変異株がオミクロン株よりも致命的である確率は20%」と話した。また、「オミクロン株がそれほど致命的なウイルスではなくて幸いだと考えるが、まだ世界で数千人が亡くなっている」とし、「このウイルスは消えず、インフルエンザのように人類と永遠に共存するだろう」と予想した。

米国は、新型コロナウイルスの感染者が急減し、日常回復に近づいている。

米紙ニューヨーク・タイムズは、独自集計の結果、16日基準で米国の1週間平均1日の感染者は12万4324人で、過去2週間より68%減少したと伝えた。重症者と死亡者も同期間にそれぞれ38%、13%減少した。

ウイルスの感染拡大傾向が弱まり、米国の各州と企業は、屋内のマスク着用義務化措置を解除している。連邦政府でも、マスク着用の規制緩和を検討している。米NBCは同日、米疾病対策センター(CDC)が早ければ来週にもマスク着用指針を緩和するとみられると報じた。

国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長も同日、ロイター通信とのインタビューで、「米国は市民を感染から保護する必要性と3年目のパンデミックによる疲労感の間でバランスを見出す難しい選択に直面した」とし、「無謀に全て(防疫措置)を捨てはしなくても、日常回復に向けて動き出さなければならない」と強調した。


兪載東 jarrett@donga.com