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4回目のワクチン接種を開始、がんや臓器移植患者など免疫低下者130万人が対象

4回目のワクチン接種を開始、がんや臓器移植患者など免疫低下者130万人が対象

Posted February. 15, 2022 09:06,   

Updated February. 15, 2022 09:06

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高危険群に対する新型コロナワクチンの4回目の接種が、14日に始まった。がん患者や臓器移植を受けた人など、免疫低下者約130万人が最初の対象者となる。彼らは、残りのワクチンを活用すれば、同日から接種が可能で、28日からは日付を指定して接種することができる。

政府は14日、このような内容の「新型コロナワクチンの4回目の接種計画」を発表した。免疫低下者に次ぎ、介護施設の入所者および従事者約50万人は3月から4回目の接種を開始する。4回目の接種対象は、3回目の接種を完了してから120日が過ぎた人だ。ただ、集団感染のリスクなどの事由があれば、3回目の接種から90日後から接種できる。

政府は、4回目の接種の施行理由として、「医療システムの負担軽減」を挙げた。60歳以上の高齢層が3回目の接種後、最近3カ月以上経ってから、再び新型コロナの感染者数が増えている。感染者全体のうち高齢層の割合は、先月第4週は8.0%だったが、今月第2週は11.7%まで増えた。14日午前0時基準で新規感染者数は5万4619人で、5日連続で5万人台を記録した。1週間前の7日(3万5286人)の1.5倍に上る。特に、重症患者は17日ぶりに再び300人台(306人)に増えた。

防疫当局は、一般国民の4回目の接種は検討していないと明らかにした。世界保健機関(WHO)や欧州医薬品庁(EMA)などが既存のワクチンの繰り返し接種に否定的な意見を出すなど、根拠が十分ではないという判断からだ。政府は、防疫パスの恩恵を、4回目の接種者だけに与えることも考慮していないと明らかにした。

政府は、新型コロナの生活支援費を、14日から隔離当事者にのみ支給することにした。以前は隔離者世帯の全世帯員を基準に、支援金を支給した。今年も、地方税納付期限を延長するか徴収を猶予することを決定した。

一方、政府が防疫政策を一部緩和する中、感染者が増え続けていることから、一部からは「防疫不服」の動きも出ている。低危険群の在宅治療者を巡るモニタリングが中止となり、全地球測位システム(GPS)を利用した自己隔離アプリも消え、防疫指針に反して外部活動を行う新型コロナの感染者らが出てきている。


ユ・グンヒョン記者 キム・ソヨン記者 noel@donga.com · ksy@donga.com