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安哲秀氏「世論調査で一本化」提案、尹氏は評価するも「残念な点もある」

安哲秀氏「世論調査で一本化」提案、尹氏は評価するも「残念な点もある」

Posted February. 14, 2022 07:49,   

Updated February. 14, 2022 07:49

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韓国大統領選(3月9日投開票)の中道野党「国民の党」候補、安哲秀(アン・チョルス)党代表が候補登録初日の13日、保守系最大野党「国民の力」の候補、尹錫悦(ユン・ソクヨル)前検事総長に対して、「旧体制の終息と政権交代という大義のために野党候補の一本化を提案する」考えを明らかにした。安氏の提案に尹氏も「前向きに評価する」と応じた。

ただし、一本化の方法をめぐって、安氏は国民予備選方式の世論調査を提案したが、尹氏は「(方式は)考えてみるが、残念な点もある」と述べた。このため、野党候補の一本化議論の状況とその結果によって、24日後に迫った大統領選の構図も揺れ動く可能性が高まった。

安氏は同日、候補登録を終えた後、記者会見を行い、「今回の野党候補の一本化は、未来に進むための連帯であり連合でなければならない」とし、「誰が候補になろうが、互いの『ランニングメイト』になれば圧倒的勝利を導き出せる」と強調した。安氏は、世論調査を通じた一本化方式を提案した。そして、「圧倒的勝利に向けて2人の当事者と支持者はもとより候補を決めていない国民も同意する合理的な方式でなければならない」とし、「(昨年の)ソウル市長補欠選挙で両党が合意した既存方式を尊重すれば、尹氏の言葉通り短期間で決着をつけることができる」と述べた。昨年4月、呉世勲(オ・セフン)ソウル市長と安氏は適格性、競争力の世論調査を行い、呉氏が勝利して野党候補になった。

一本化の提案に尹氏は前向きな考えを明らかにしたが、方式をめぐって「国民の力」と「国民の党」の神経戦も始まった。「国民の力」は、「安氏が提案した方式は、政権交代を望む国民の要求にむしろ逆行するリスクがある」とし、「安氏が政権交代という国民的熱望と大義を尊重して野党陣営の統合に向けた勇気ある決断を下すことを期待する」と述べた。世論調査ではなく候補間の談判を通じて事実上、安氏が候補を譲歩することを迫ったのだ。

これまで水面下で安氏との一本化を推進してきた与党「共に民主党」は、安氏の野党候補一本化の提案に反応を示さなかった。同党候補の李在明(イ・ジェミョン)前京畿道(キョンギド)知事も一本化の見通しを問われ、「国民を中心にして未来に進む時」とし、即答を避けた。

李氏、尹氏、革新系野党「正義党」の候補、沈相奵(シム・サンジョン)元党代表は同日、中央選挙管理委員会に候補登録を終えた。大統領選の公式選挙運動は15日から来月8日までで、事前投票は来月4、5日に実施される。


張寬錫 jks@donga.com · 全主榮 aimhigh@donga.com