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コロナ死亡率、ポピュリズム政府で2倍高い 独研究所が分析

コロナ死亡率、ポピュリズム政府で2倍高い 独研究所が分析

Posted January. 29, 2022 08:26,   

Updated January. 29, 2022 08:26

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大衆迎合主義(ポピュリズム)志向の政権が統治する国家は、新型コロナウイルスによる死亡者が2倍以上多いという研究結果が出た。

CNBCなどによると、ドイツのシンクタンク「キール世界経済研究所」は27日(現地時間)、国際学術誌「政治機関・政治経済ジャーナル」に掲載した論文で、世界42ヵ国を比較した結果、ポピュリズム政府の新型コロナウイルスへの対応能力が大いに劣ることが明らかになったと伝えた。研究チームは、トランプ前大統領の時の米国をはじめ、英国(ジョンソン首相)、ブラジル(ボルソナロ大統領)など11ヵ国をポピュリズム国家に分類した。

新型コロナウイルスが流行した初年度の2020年、この11ヵ国の平均超過死亡率は18%に達した。残りの31ヵ国(8%)より2倍以上高かった。超過死亡は一定期間の通常の水準を超える死亡を意味する。

 

研究チームは、このような差が生じた背景に、ポピュリズム国家の国民の移動が多かったことを挙げた。グーグルのデータを利用して食料品店や公園など混雑する場所の訪問者数を分析した結果、ポピュリズム国家では移動が2倍多かったという。研究チームは、「移動制限など人気のない規制は減らし、新型コロナウイルスの深刻さを軽視するようなメッセージを国民に伝えたためだ」と説明した。


金潤鍾 zozo@donga.com