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文大統領、オミクロン株拡大のため旧正月を官邸で過ごす

文大統領、オミクロン株拡大のため旧正月を官邸で過ごす

Posted January. 29, 2022 08:26,   

Updated January. 29, 2022 08:26

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文在寅(ムン・ジェイン)大統領が旧正月の連休の間、官邸に留まることにしたと、大統領府が28日、明らかにした。文大統領は当初、退任後に住む予定の工事中の私邸がある慶尚南道梁山(キョンサンナムド・ヤンサン)を訪れる計画だったが、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染拡大が深刻化し、官邸で任期最後の旧正月を送ることにしたのだ。

 

大統領府関係者は同日、「大統領が昨年の旧正月と秋夕(チュソク、陰暦8月15日)、両親の忌日にも業務に集中するために休暇を使えなかった」とし、「今年の旧正月には(休暇を)望んだが、オミクロン株の急増が懸念されるうえ、状況点検などのために休暇計画を取り消すほかなかった」と話した。また、「大統領も新築中の私邸を新聞の写真でしか見ることができなかったため(梁山に行くなら関連日程に)関心があっただろう」と付け加えた。文大統領が旧正月や秋夕に梁山を訪れたのは、新型コロナウイルスの感染が本格的に拡大する前の2020年の旧正月の連休が最後だった。

文大統領は同日、防疫の現場で、新型コロナウイルスに対応する医療スタッフに電話をかけ、激励した。文大統領は、「医療スタッフの参加と献身のお陰で、『K防疫』が成功的という国際的な評価を受けた」とし、「(オミクロン株の対応の)初期に試行錯誤があり得るが、政府は政府なりに医療界と協力し、試行錯誤を減らすようにする」と強調した。文大統領はまた、清海(チョンヘ)部隊で新型コロナウイルスの集団感染が発生したことについて、「政府は経口薬を供給したことがあるが、追加的な状況に備えて十分な治療薬を速かに供給しなければならない」とし、「すべての派遣部隊に対して新型コロナウイルスの防疫をより細かく点検」するよう指示した。


パク・ヒョモク記者 tree624@donga.com