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「ロック伝説」ニール・ヤングの要求にスポティファイが陰謀論者を選択

「ロック伝説」ニール・ヤングの要求にスポティファイが陰謀論者を選択

Posted January. 28, 2022 08:15,   

Updated January. 28, 2022 08:15

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世界最大の音源プラットフォーム「スポティファイ」が、ロック音楽の伝説「ニール・ヤング」(77)の歌を、サービスから外すことを決めたと、米CNN放送が26日(現地時間)報じた。

これに先立って、ヤングは、スポティファイのポッドキャスト「ジョー・ローガン・エクスペリエンス」が新型コロナウイルス感染症のワクチンに関する偽ニュースを流布するのを、スポティファイが放置していると主張し、24日に自分のホームページに「私の音楽をすべて削除してほしい。スポティファイは、私とローガンのどちらか選択しなければならない」と明らかにした。

すると、スポティファイは26日、ジョー・ローガン・エクスペリエンスを中止する代わりに、ヤングの音楽をあきらめた。スポティファイは同日、「われわれはスポティファイのユーザーに、世界中の音楽コンテンツを提供することを希望する。ヤングの決定は残念だと思うが、彼の帰りを希望する」と明らかにした。

コメディアンのジョー・ローガン(55)が手掛けるこのポッドキャストは、毎回、リスナーが約1100万人の人気ポッドキャストだ。最近、ローガンをはじめとする出演者は、「ワクチン接種による死者が爆発している」「ワクチン接種を受けようとする人々は集団精神病にかかったようだ」といった発言を繰り返し、議論を呼んでいる。最近、医療専門家270人は、「ローガンの放送は、科学的研究の信頼を傷つけ、社会的に有害な主張を伝えている」という抗議書簡を、スポティファイに伝えた。

カナダ出身で、「ハート・オブ・ゴールド」「オールドマン」「ダウン・バイ・ザ・リヴァー」「ライク・ア・ハリケーン」など、多くの名曲を作ったヤングは、2000年に米大衆音楽専門誌「ローリング・ストーンズ」による「偉大なるミュージシャン100人」で32位にランクインした。2011年には、グラミー賞の「最優秀ロック・ソング賞」を受賞した。


シン・アヒョン記者 abro@donga.com