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ビザ取消訴訟で勝利したジョコビッチ「応援に感謝」

ビザ取消訴訟で勝利したジョコビッチ「応援に感謝」

Posted January. 12, 2022 08:31,   

Updated January. 12, 2022 08:31

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「自由の身」となったノバク・ジョコビッチ(35=セルビア・世界ランキング1位)が真っ先に訪れたのは、やはり自ら9度も優勝トロフィーを持ち上げた全豪オープンの会場だった。

ジョコビッチは10日、メルボルンパークで撮った写真をソーシャルメディア(SNS)に掲載し、「今日、ビザ取り消し関連訴訟で勝訴できてうれしく思い、感謝している」とし、「ファンの皆さんの応援に感謝している。僕は今後もここに滞在しながら全豪オープンに出場できるよう努めたい」と語った。

ワクチン懐疑論者として有名なジョコビッチは5日、メルボルンのダラマリン国際空港に到着したが、新型コロナウイルス感染症の防疫基準を満たしていないとして入国を拒否された。ワクチン接種を終えていないという理由だった。すると「昨年12月16日に陽性判定を受けたため、ワクチン接種を必要としない」として訴訟を起こし、この日の勝訴判決を引き出した。ただ、豪州政府が「移民省長官の職権でビザを取り消すこともできる」との立場を示しており、ジョコビッチが今年の全豪オープンに出場できるかどうかはまだ流動的だ。

ジョコビッチが今年の大会に正常に出場して優勝トロフィーを掲げることになれば、四大大会通算最多優勝記録(20勝)を共有しているラファエル・ナダル(36=スペイン、6位)、ロジャー・フェデラー(41=スイス、16位)より一歩先に新記録を樹立することになる。

男子プロテニスツアー(ATP)は11日、「豪州裁判所の判決を歓迎する」としながらも、「私たちは選手にワクチン接種を強く勧めている。ワクチン接種は必ず必要だ」と強調した。ATPによると、世界ランキング100位内の選手のうち97人がワクチン接種を終えたという。


黃奎引 kini@donga.com