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公開コメディの命脈を保つ「コビック」10周年、「ずっと笑わせたい」

公開コメディの命脈を保つ「コビック」10周年、「ずっと笑わせたい」

Posted December. 29, 2021 08:35,   

Updated December. 29, 2021 08:35

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「この席だけを見ても、うるさくて集中できないじゃないですか。これが『コビック』の魅力です」(ムン・セユン)

tvNの代表芸能番組「コメディビックリーグ(コビック)」が、今年で放送10周年を迎えた。28日に開かれた10周年記念のオンライン記者懇談会は、親睦会のようだった。司会者を含め18人が集まった理由もあったが、コメディアンたちの生まれつきの機知のおかげで、場内は浮き立っていた。懇談会には、コビックの主要番組を担当してきたムン・セユン、イ・ウンヒョン、ヤン・セチャン、イ・ヨンジン、イ・ジンホ、ホン・ユンファなど16人のコメディアンとパク・ソンジェCPが出席した。

コビックは、公開コメディ番組が廃止される状況でも、命脈を保ってきた。「コビックは新生学校だったが、今は多くの人を輩出し、良い所に導く『名門高校』のようだ」というイ・ジンホの言葉のように、10年間番組を経てきたコメディアンだけで194人に上る。今年SBS芸能大賞で最優秀賞を受賞したヤン・セチャンは、「コビックがなかったら、受賞できなかったはずだ」と話した。続いてKBS芸能大賞で大賞を受賞したムン・セユンも、「現役の公開コメディアンが大賞を受賞してうれしいというSNSメッセージが、先輩や後輩から多く寄せられた」と話した。

コメディ番組では初めてリーグ制を導入したのが、コビックの興行ポイントだった。コビックは1年を4つのクォーターに分けて、毎週コーナー同士でリーグ戦を行い、傍聴客投票によって勝ち点を与えてクォーター別の優勝者を選ぶ。コビックの第1回から出演した元年メンバーのイ・サンジュンとイ・グクジュは、男女の心理に関するトークコーナー「オジラッパ」を担当し、最長寿コーナーとして続けてきた主役だ。イ・サンジュンは、「一度休んだら帰ってくる自信がなくて、毎週一生懸命やってきただけだ。時間が早く過ぎてきたようで残念でたまらない」と話した。イ・グクジュは、「コビックを通じて自分も大きく成長したようだ。やれる時まで笑わせ続けたい」と話した。

観客との呼吸は、制作陣とコメディアンの皆が同意する隠れた功臣だった。パクCPは、「新型コロナは、知らなかった公開コメディの重要性を悟らせた。観客の有無がコメディの質に大きな差をつける」とし、「新型コロナが終息すれば、観客とコミュニケーションをとり、さらに楽しいコーナーに生まれ変わらせたい」と話した。イ・ヨンジンは、「公開コメディに対する情熱は、10年前も今も同じだ。公開コメディがなくなる最後の週まで公演したい」と伝えた。


キム・テオン記者 beborn@donga.com