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イエスを象徴する金の指輪、地中海の難破船から発見

イエスを象徴する金の指輪、地中海の難破船から発見

Posted December. 24, 2021 09:02,   

Updated December. 24, 2021 09:02

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イスラエルの地中海沿岸の難破船から3世紀のローマ時代に流行した「よき羊飼い」の金の指輪(写真)が発見されたと、ロイター通信などが22日(現地時間)付で報じた。

イスラエル考古学庁は同日、北西部の港町カイサリア沖合で、2隻の難破船から金の指輪を含め3世紀のローマ時代の遺物が多数発見されたと明らかにした。金の指輪の中央の部分には緑の石があしらわれ、羊を背負う少年が精巧に彫られていた。考古学庁は、この少年はイエスで、当時ローマの女性が使ったと推定されると明らかにした。

 

カイサリア港はローマ帝国の主な物流拠点で、草創期のキリスト教の中心地だった。羊飼だった使徒ペトロがローマ将校に洗礼を与えたところでも有名だ。これにより羊飼いがキリスト教を象徴する模様になったとみられている。難破船からは、鷲の青銅像、悪霊を追い払う青銅像、ローマ時代の舞踊家を意味するパントミムスの彫刻像、ローマの銀、青銅コインなども発見された。


金潤鍾 zozo@donga.com